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トルコのクーデター未遂後の報道を読んで(3)

報道によると、先月15日にトルコで起きたクーデター未遂の後、公務員や兵士などの粛清がものすごい勢いで起きたみたいだ。

今朝のNYタイムズウェブ版に、粛清の規模がまとめて載ってた。
それによると、解雇や解任されたのは、警察官9,000人、私立学校教師21,000人、教育省職員21,700人、司法関係2,745人、財務省職員1,500人以上。辞職の強制が、大学の学部長1,500人。
拘束は、兵士10,012人、記者・メディア職員が28人。報道機関100以上が閉鎖。

クーデター未遂からまだ3週間経ってないのに。
報道によると、クーデター前から、ギュレン師に忠誠を誓ってると思われる軍人や公務員のリストを作っていたという。

今朝の東京新聞の記事によると、トルコは、ギュレン運動の関係者の引き渡しをドイツに要求。ドイツのメルケル首相の報道官は、ドイツのケーデター後の激しい粛清を非難。
難民受け入れ問題や、トルコ国民のビザなし渡航の実施の遅れなども絡んで、ドイツ・トルコの関係に悪化の兆しが見えるという。


そもそも粛清は、アメリカに居住してるギュレン師がクーデターの背後にいるということで行われていて、アメリカへの引渡し要求も続いてるという。
トルコは、世俗主義や、イスラム主義、リベラルやナショナリストなどいろいろ社会が分断してるけど、クーデター未遂の背後にアメリカがいる、という点ではまとまっている、という記事がNYタイムズに載ってた。大規模な粛清を、トルコの普通の国民がどう思ってるかは、よくわからないままだけど、ギュレン師がクーデターの背後にいて、そのギュレン師はアメリカに居住していて(グリーンカード取得にCIAが協力したというし)引渡しにも応じない、つまりクーデターの背後にはアメリカがいる、ということになるみたいだ。気分としては、2001年に、トルコがオサマビンラディンをかくまってたとしらどうだ?って感じらしい、記事によると。
エルドアン大統領の敵である、クルド人や世俗派などもギュレン師の国内での影響は懸念していたらしく、ギュレン師が背後にいると信じてる点では、まとまってるという。
実際のところはどうなんだろう。


何日か前の記事では、バラバラなトルコを統合するシンボル的存在だった軍が、クーデター未遂後、縮減、分断され、国民の信頼も、軍内部のお互い同士の信頼も失ってる、とあった。国民の間に、軍に裏切られた感があるのだという。

 

 

粛清の報道を見てると、その人数を想像するだけで、トルコではすごいことが起こってるんだろうと思ってしまうんだけど、実際にトルコ国内の普通の人の生活ってどうなってるんだろう。