イエメンの報道を読んで 結局和平協議第2ラウンドは継続するらしい 

8月31日の東京新聞朝刊に、「和平協議 暫定政権撤退 イエメン 内戦の収束困難に」という見出しで、イエメンの記事が載ってた。アルジャジーラによると、「ハディ暫定政権は30日、イスラムシーア派系の武装組織フーシ派との和平協議から撤退すると発表した。」という。

国連が仲介して4月にクウェートで始まった和平協議。今までの報道からすると、お互い主張を譲らず、膠着してたみたいだけど、記事によると、フーシ派がサレハ前大統領派と連合政権を発足させることで合意したことにハディ派が反発して撤退を決めたもよう、とあった。
イエメンの内戦は、フーシ派とハディ派それぞれのバックについているイランとサウジアラビアの代理戦争と言われてる。去年の3月から戦闘が激化し、6000人以上が死亡、220万人が家を追われてるという。権力の空白状態を利用して、イスラム国とアルカイダ系組織がそれぞれ対立しながら、勢力を伸ばしてるそうだ。

膠着状態でもとりあえずは続いていた和平協議が結局ダメになったんだ、と思ったら、翌8月1日の朝刊に、『イエメン 和平協議を継続へ ハディ派が離脱撤回』という記事が載ってた。
ロイター通信によると、30日にハディ派が表明した和平協議からの離脱を、31日に撤回。継続期間は1週間で、延長の可能性もあるという。国連のイエメン担当のアフメド特使による発表だそうだ。

1日で撤回。何があったんだろう。こういうことってよくあるのかな。


8月1日付のNYタイムズウェブ版には、イエメンのハディ大統領側の代表団が、交渉の行われてるクウェートを離れるという記事が載っていた。ハディ派としては、国連の提案する取り決めを受け入れ、フーシ派に8月8日というデッドラインを与えたのだから、あとはフーシ派がどうするか、ということらしい。でも、国連の取り決めは、フーシ派に武器の引き渡しと、合意書にサインしてから45日以内に支配下に置いてる全都市から引き上げることというもので、それは今までも拒絶してる。それを締め切りを与えたからと言われてもなあ、って感じがする。

一方のフーシ派の主張は、新しい統一政府にハディ大統領の権限を移行して、そこにフーシ派も参加する、ということらしい。

アフメド特使はフーシ派の代表団と協議を行って、なんとか和平協議を前進させようとしてるみたいだ、記事の感じだと。

報道を読む限りでは、お互いバラバラなことを言っていて、どこに着地点を見つけるんだろう、って感じだけど、どうなるんだろう。

4月にクウェートで始まった和平交渉は、一度は失敗。今回の協議はその第2ラウンドになるみたいだ。4月には一時停戦も宣言されたけど、両サイドとも違反を繰り返し、各地で戦闘は続いてるという。

空爆も続いてるんだろうか。