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ハイキュー!! 第216話 迷子・2 感想

ハイキュー!!の事

穴原先生と、白鳥沢のコーチは先輩後輩の間柄らしいけど、学生の時っていってるから大学のときかなあ。自分は牡蠣にあたったことないけど、経験のある人が、以来生牡蠣は食べてないと言ってた。かなりなものだったらしい。

日向が決勝点を決めた時の鷲匠先生の顔が忘れられない、とその斎藤コーチが言うから、21巻を開いてみた。確かに印象的な表情ではある。「それでいて」で、牡蠣がきちゃったから続きが聞けなかったけど、悔しいという言葉とは反対の系統のニュアンスの言葉が来るんだろうなあ。なんて言おうとしたんだろう。

鷲匠先生の一文字に結んだ口元を、歯の見える部分と結んだ部分で分けて隠してみると、微妙な笑いを感じられなくもない。「未来に発展も変革もないと信じる理由はない」というセリンジャーのことばをかぶせてきてるから、日向の姿に未来の変革の可能性でも見えたのかな。
「俺は小さくても戦える術が欲しいのか  違う俺は  俺も全てねじ伏せるシンプルな強さが欲しい」
それで40年間戦ってきた鷲匠先生が、その年月をかけて叩きのめしたいと思った日向を、そう簡単に認められるはずもないだろう(多分)。どんな風に鷲匠先生が思ってるのか、よくわからないけど、とりあえず、単純に白黒で割り切れるような感情じゃないんだろう。


牛島の一言をきっかけに、迷子状態から脱した日向の表情は晴れ晴れとして、月島も全国を視野に入れた意識でブロック強化の方向で動き始めたし、宮城の合宿組は春高に向けて着々といい状態になっていきそうで、心配なし。やっぱり日向の眉間にシワは似合わない。

一方の影山くんは・・・。
  
苦労の割には、あまり表立って評価されることのなかった気がするこれまでの影山だから、この合宿に関しては、何も考えずにハイレベルな環境を思う存分楽しむだけの展開で終わってほしかったな、と、ほとんど保護者のような気持ちでいたのですが。
二人の王様の表紙から始まった合宿編が、そんなんで終わるはずがなかった。日向がようやく迷子状態から脱して、月島共々目指す方向に進むだけって良い表情をした、そのすぐ後のページで、誰がどう見たって迷子にしか見えない影山の顔のどアップを持ってくるとは。

前回ストレッチの最中に宮にかけられた一言で、迷子か?いったいどれくらいこの状態でつっ立ってるんだろう。影山くんには悪いけど、ストレッチ終わって、英吉くんが、触らぬ神に祟りなしって感じでそそくさと引き上げる姿さえ想像できて笑える。それにしても、こちらは眉間のシワが似合うこと。
ここで迷子にして春高間に合うのか?と若干心配にはなるけれど。

烏養さんが、目の前の試合優先で、日向にやらせなかった事を悔いてるシーンがあったけど、振り返れば影山も、同じようなところがあるかもしれない。入部早々変人速攻を手にいれて、中学時代のトラウマを克服したかにも見えたんだけど。あれは、トラウマ克服というより、全く逆の方向性で努力することで、単に蓋をしてしまいこんでいただけなのかもしれない。

影山に天才という言葉を使ったのは、猫又監督、烏養コーチ、青城の監督、研磨、及川さん。(他にもいるかも、パッと出てこないけど)
技術が天才的なのは、これまでの描写でよくわかるけど、影山の真の天才の評価は、及川さんがインハイ予選準決勝で言ったように、天才っぽいとこは技術よりバカなとこ、っていうところにありそうな気はするんだけど、天才の定義って、ほんとよくわからない。
でも、ユースの監督の言う、天才は完璧からは最も遠い存在ってのは、言われてみればなんとなくわかる気がする。及川さんは完璧の系統かなあ。


周りが見えずに、自分だけ突っ走った挙句に、チームメイトの信頼を完全に失ってしまった中学時代。烏野にはいってようやく王様を脱却できたかと思いきや、及川さんからスパイカーに応える努力をしてるのか、と言われてしまう。イケズそうな宮の一言で、思い出しちゃったのかなあ。
日向との変人速攻があるせいか、おりこうさんのイメージはないんだけど、本人としては何かが引っかかったみたいですね。
最初の頃、菅原さんが、影山のことを中学の頃に比べて、なんか大人しい。中学の頃は「絶対的自信を持っていたというか破天荒」だったのにというようなことを言ってたし、白鳥沢の斎藤コーチも、影山のことを丸くなったと言ってた。


ここに来ての迷子から影山がどう脱却するのか、全然見当もつかないけど、破天荒なくらいの影山って、すごく見てみたい。