ドイツの銃乱射事件の報道を読んで

金曜夕方、ミュンヘンで、銃乱射事件が起きた。最初、大型ショッピングモールでの乱射で、容疑者は3人と報じられてたけど、その後の報道によると、ドイツ・イランの2重国籍を持つ18歳の男性の単独犯行らしい。

ニースで14日に起きた事件は、まだ直接のつながりの証拠は上がってないらしいけど、ISがらみのテロみたいだし、18日の夜、17歳のアフガニスタン難民の少年がドイツの列車内で斧で乗客に襲いかかった事件は、ISとのつながりを調査中、ということはテロのくくりに入るんだろう。そのアフガンでは土曜日、首都で ISによる自爆テロで少なくても80人が死亡したというニュース。
ニースの事件は、犯人は死んでしまっているけど、共犯者とみなされてる人物が5人逮捕されてるというから、ゆるい組織みたいなのがあったのかな。


ミュンヘンのショッピングモールで3人が銃乱射という最初の報道では、すぐにテロを想像してしまったけど、どうもそうじゃないみたいだ。

報道によると、容疑者は、精神科の治療歴があり、学校でいじめられてた経験があり、暴力的なビデオゲームも、結構やってたという。容疑者も持っていたというアメリカの研究者による学校乱射事件の本では、襲撃犯たちは、精神的疾患があり、暴力にさらされていて、武器にアクセスできる、とあるらしいけど、それは今回の容疑者に全て当てはまる。

若い人を狙っていたのかどうかも調査してるというけど、犠牲者のうち3人は14歳、2人が15歳、あとは17、19、20、45歳、だったという。他人のフェイスブックをハッキングして、事件現場となったマクドナルドへ人々をおびきよせていたという報告も調査中だという。
まだ事件から日が経ってないから、銃や大量の弾丸の入手経路などわかってないことが多いけど、これまでの報道の感じだと、イデオロギーの絡んだテロというより、精神的にトラブルを抱えた若者による無差別大量殺人みたいだ。
でも、列車襲撃事件に続いて今回の容疑者もイランからの移民の子供だったからか、難民・移民問題に結びつけた記事もあった。金髪碧眼の18歳だったら違ったんだろうけど。

ニューヨークタイムズの記事に乱射の後の容疑者について載ってた。容疑者は乱射の後、駐車上の建物の一番うえにいるところをビデオに撮られている。そこで、離れたとこから眺めていた人たち何人かと罵り合いをしたらしい。そのうちの1人が、「トルコ人」といったところ、容疑者は、「僕はドイツ人だ、ここで生まれて、ここで育った」と答えたという。

毎日新聞のウェブ版に、ドイツは、2002年の学校銃乱射事件以降、銃は連邦政府の厳しい管理下にあるという。けど、合法的銃だけでドイツ国内に1000万丁あり、EU内ではボスニア紛争などで使われた武器が違法に流通してるという。