読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

トルコのクーデター未遂後の報道を読んで(2)

報道によると、トルコで、クーデターに関連したとする粛清が止まらない勢いみたいだ。
AFPのウェブサイトの記事によると、火曜日には、教育部門の国家公務員15200人のの職務を停止、私立及びおよび公立大学の1600人近い学長らに対して辞職を要求した、というし、ロイター通信によると、私立学校で働く21000人の教職員の免許が取り消され、ギュレン師とのつながりを理由にテレビとラジオ24局の免許取り消しを決定してるという。
徹底してギュレン運動に厳しく対する姿勢みたいだ。

トルコ当局は、クーデター未遂の背後にギュレン師がいるとして、アメリカに送還を求める動きをさらに強めているけど、アメリカはアメリカの基準でも通じるような証拠を求めているという。ギュレン氏自身も、関与を否定。

トルコのメリチ駐日大使が昨日、日本記者クラブで会見。ギュレン師の関連団体が日本でも活動し、ギュレン運動の資金源にもなっているとして、日本国内の摘発を進めるよう日本政府に要請しているという。

月曜日の東京新聞朝刊に、ギュレン師の意記事が載ってた。記事によると、『民主主義を支持し、宗派間対話を促すとする同師の教えの信奉者らが「ギュレン運動」と呼ばれる社会運動をトルコ内外で展開。米メディアなどによると、100カ国以上学校や病院などが造られ、日本にも学校が開設されている。』という。

報道によると、もともと、イスラム主義者として、エルドアン氏の政党が権力の座についた時には、旧体制の世俗派の軍の力を削ぎ、文民統制下におくのに、ギュレン師と協力関係にあったけど、だんだん独裁的傾向を強めていくエルドアン氏から、ギュレン師が離れていった。対立が決定的になったのは2013年、警察によるエルドアン政権の閣僚を含むトルコ政界の大規模な汚職捜査以後みたいだ。この汚職事件は、エルドアン首相(当時)と、警察・司法に強い影響力をもつギュレン師のギュレン運動との確執の表れだったらしい。エルドアン氏はギュレン師を「国を乗っ取ろうとしている」と非難し、去年の秋ギュレン師の団体を「テロ組織」に指定したという。

ウィキペディアの、ギュレン運動の項目を読むと、1960年代末にトルコのイズミルエーゲ海に面するトルコ第3の都市)で始まった社会運動で、ギュレン師の教えに共鳴した人々が参加する、とある。教育活動、経済活動、人道支援、広報活動など活動は多岐にわたるけど、中でも重点を置いてるのが教育活動らしい。
ただ、その規模や目的などは不透明で、はっきりとした実態を掴んでる人はなかなかいないらしい。カルト的とか、国家内国家とか、言われることもあるみたいだ(ニューヨークタイムズの記事でそう書いてあるのがあった)。
国家機関に信望者が入り込むことで力を得てきたみたいだけど、軍は世俗主義の組織だから、イスラム主義のギュレン運動の人が入り込むのは難しい、とする記事も読んだけど、軍にも影響力があるとされるギュレン運動、と書いてある記事もあったし、よくわからない。


とりあえず、AFP通信によると、20日エルドアン大統領は「クーデターに関与したテロ組織の関係者を速やかに排除するため」3ヶ月間の非常事態を宣言したという。
さらに粛清が進むってことなんだろうか。