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トルコのクーデター失敗の記事を読んで

今朝の朝刊(東京新聞)の一面は、「トルコ軍クーデター未遂」。「市民含む190人超死亡」だった。15日(金曜日)夜(日本時間16日早朝)、トルコ軍の一部が国営テレビで「国の全権を掌握した」と声明を出したという報道の段階では、犠牲者が出ているのか、エルドアン大統領はどこにいるのか、クーデターに加わってるのはどのくらいの部隊なのか、首謀者は誰かなど、わかってないことの方が多かった。

今朝の新聞によると、民間人47人を含む190人以上が死亡、負傷者は1440人だという。エルドアン大統領は、クーデター発生時休暇先にいたらしい。政権が拘束した軍人は2839人。参加したのは、軍の一部にとどまったという。強権的な支配を強めるエルドアン大統領への不満の高まりが背景にあることは確かみたいだけど、動機は今のとこ不明らしい。軍の権限を縮小して文民統制を強めてきた現政権に対して、軍の影響力の低下に危機感を抱く軍人の存在も無視できないみたいだ。
トルコの首相は、以前の盟友で今は対立する勢力になったギュレン運動(穏健派の世俗主義で、最近のイスラム色や独裁傾向に批判を強めてるという)の指導者ギュレン師の支援者が背後にいるという見方を示したみたいだけど、ギュレン師は否定。

最初に読んだ記事(NYタイムズ)の中では、現政権の対シリア政策や、頻発する国内テロへの非難の声は多く、世俗的トルコ人の中にはクーデターを歓迎してる声も結構ある、というようなニュアンスで書かれていた。先行きが見えないことが前提の段階での記事だけど。
ここ半世紀で3回のクーデターを経験したトルコだけど、ここのとこの文民統制の強化で、もうクーデターは起こせないだろうというのが専門家の見方だった、と朝刊に載っていた。(東京新聞
初めの報道で、インターネットを通じてエルドアン大統領が、市民に街頭に出て軍への抵抗を示すよう呼びかけたというのを読んで、すごいなあ、と思った。いいとか悪いとかの評価なしにすごいなあ。そんなことすれば市民に犠牲がでる可能性もあるだろうに。

いずれにしろクーデターは失敗。