ここのとこ毎日テロの記事を読んでる気がする

ダッカのテロの直後、3日日曜日未明、バグダッドの繁華街で起きた爆弾テロの死者は292人に達したと7日発表された。2003年のイラク戦争開始以来最悪のテロ被害だという。ラマダン明けの祝祭の準備をする買い物客や食事客で賑わっていたところでの爆発。犠牲者には、子供も多数含まれてるという。
8日には、イラク中部バラドで、シーア派の聖廟が襲撃を受け、約30人が死亡しという記事が朝刊に載ってた。イラクの治安当局はイスラム国の襲撃としてるという。


報道によると、イスラム国がテロ攻撃という手段に転換してきたのは、イラクやシリアで、軍事的な劣勢に追い込まれてるという事実を覆い隠すという目的の他に、バグダットでのテロに関しては、国の治安部隊をイスラム国との戦いの前線から、バクダットの治安維持に振り向けさせるという物理的な目的もあるという。


今回バングラデシュで起きたテロでは、爆弾やライフルなど、銃火器が使われて、犠牲者も一度に多数出たけれど、ここのとこ起きてたバングラデシュのテロ(イスラム国やアルカイーダが犯行声明を出したりしてるから、テロと言っていいと思うんだけど)では、鉈のような大刀物を使って、ターゲットも大抵一人、というパターンの記事をよく読んだように思う。テロというと、大規模な銃撃や爆弾事件を思い浮かべてしまうけど、こちらの方は、暗殺、という言葉の方がしっくりくるような感じ。
ダッカのレストラン襲撃は、それに比べると規模が大きい。どんな組織が背景にあるのか、まだ詳細は捜査中で、解明には時間がかかると昨日の新聞に載ってた。小さいままでいる組織って、ないんだろうか。
新聞によると、7日には、バングラデシュの東部で警察の検問所に爆弾が投げ込まれた後、8人の男たちと警官隊が銃撃戦になるという事件が起きたという。警官2人と市民1人死亡。イスラム国が、新たなテロの予告をしたばかりだから、警察が関連を捜査してる。


報道によると、バングラデシュで暗殺のような形で行われてきたテロは、無差別テロというわけではなく、宗教マイノリティや外国人、ゲイの活動家、シーア派というようにターゲットが絞られていた。
今回のレストラン襲撃でも、コーランの一節を唱えさせて選別したという情報もあるように、非ムスリムを標的にしていた。
先日読んだニューヨークタイムズの記事によると、ISは西欧でのテロと、ムスリムの国でのテロで、ターゲットを区別してるらしい。
フランスやベルギー、アメリカではターゲットは無差別だった。バングラデシュでは、非ムスリムだったし、イラクのテロはシーア派。トルコの空港のテロは、ISには珍しく沈黙してるみたいだし。

実際にはアルカイーダもISも多くのテロの中で、イスラム教徒を殺害してきてるけど、スンニ派ムスリムの殺害というのは、アルカイーダやISなどのテロ組織にとって、大きな問題らしい。
アルカイーダの方が、ムスリム市民の犠牲を嫌がってるみたいだ。


ファルージャもとられたり、ISは確かにイラク国内でテリトリー的に劣勢になっていってるらしい。それとともに、バグダッドのテロも増えてる。イスラム国は元々のゲリラ戦という形にシフトしてるのだという。
なんなんだろう。元の形に戻ったということは、テロという形の攻撃を続けていくことで、再び地域を獲得していこうとしてるんだろうか?それとも、もうイスラム国の実態を知った地元の人びとがそれは許さないのか?
ここへきて、アルカイーダのような組織的なテロを起こす集団より、タチの悪そうな単なるテロ組織としての本性を現したという事なんだろうか。
ゲリラ戦にシフトしたイスラム国はこのままじり貧の道をたどるのか、それとも、アルカイーダからイスラム国が飛び出てきたように、イスラム国自身からも、何か他の形の集団が飛び出ていく可能性とかはないんだろうか。