ちょっと前の映画だけど、浅間山荘事件の映画を見て感じたこと

WOWOWで、「突入せよ!あさま山荘事件」をやってたので、なんとなく見てみた。2002年の映画だというから、今から14年前の映画だ。あさま山荘事件自体は、1972年2月の事件だから、事件から30年後に撮られた映画ということになる。


あさま山荘事件は、連合赤軍のメンバ−5人が企業の保養所として使われていた「浅間山荘」の、管理人の妻を人質にとって、10日間立てこもり、最後は警察と銃撃戦になり、死者3名(民間人1名を含む)を出した事件、だ。今も時々テレビの特番などで放映される、鉄球で山荘を破壊する場面が印象的。

1972年は、沖縄が日本に復帰し、田中角栄内閣によって日中国交正常化が実現した年。戦後27年目だから、まだ戦争が過去のものにはなってなかったんだろうなと思う。

映画は、警察側の視点からのみ描かれてるから、地元警察のメンツ重視と縄張り意識に苦労する主人公っていう組織のドキュメンタリーみたいで、割と淡々と進んでいく。でも、最後の銃撃戦のシーンは印象に残った。鉄球で山荘を破壊して、放水して、催涙弾を打ち込んで、警官隊が突入していくんだけど、混乱した現場のシーンを見てたら、単純に、かつて(44年前を既に歴史と感じるか、そう遠くない過去と見るかは人によると思うけど)日本にもこんな銃撃戦の現場があったということに若干の衝撃。町の銃砲店で奪ったライフル銃と、パイプ爆弾(って言ってたと思うけど)が、犯人側の武器。今世界各地で起きているテロ襲撃事件と、基本変わらないんだと思ったら、なんだか妙な気分になった。

この事件の起きた時、犯人側に同情的というか、共感というか、そういう空気が一部マスコミや世間の中にも流れていた、という説明が作中でもあったけど、だとしたらなおさら、犯人は絶対悪だとして対処しなければならなかったんだな、と納得。