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ハイキュー!! 第208話 初雪 感想

ハイキュー!!の事

「凄い」としか言いようがないことなのに、本人ほとんど表情が変わらない。と言って、選ばれて当然的な傲慢さも感じない。あとからじわじわ嬉しさがこみ上げてくるっていう姿も全然想像できないし。でも、春高前だから、と言いかけた武田先生を遮って「行きます」と即答したのは、影山らしい。

リオ五輪の世界最終予選を通過できなかった日本男子バレーボール。世界の上位国は2メートル越えを普通に揃えてきて、日本との平均身長の差はどのチームも10センチ以上あったようだ。

2020年東京オリンピックを見据えて、日本バレーボール協会の男子強化委員長は、辞任の意向を示した上で、就任した2年前から
「山の中から2メートルを探してこようという掛け声でやってきている」という、高さとパワーの人材育成は継続するべきとの持論は主張したらしい。

確かに世界のチームを見てると、高さもだけど、ガタイが違う。同じクイックでも、日本の選手と海外の選手では、速さはともかくボールの重さが素人目にも違う気がした。
世界標準というやつは、高さとパワーの世界だというのは、わかる。
でもなあ、高さ!だけあったってセンスはそれほどって人もいるだろうに。今回だって、高さとパワーだけにやられたのか?他に見直すべき点はなかったのか?と、素人ながら考えてしまう。
現実世界とハイキュー!!世界をあんまりシンクロさせて読んでしまうのもどうかとも思うけど、ユースは出てくる、高さ重視っぽい宮城選抜は出てくるの展開に、ちょっと現実をダブらせてしまいました。

ウシワカも、現在多分県内高校生ナンバーワンのブロッカーの青根さんも、日向の怖さ(基礎的技術は置いといて、何しでかすかわからない要素も含む条件付き怖さだけど)を認めてる。
白鳥沢の監督も、自分の40年をかけて否定したいと思うほどに、日向を認めてる。

それでも、高さがないからはじかれる。(多分)
実際に日向と戦ったことのある選手目線の評価ではなく、多分世界標準というやつを見つめる指導者、育成担当者目線の評価。
あーあ!鷲匠監督の悔しさが、なんかちょっとわかる気がする。

なんて思ってたら、今回のラスト、月島の隣にまさかの日向。思わず笑ってしまった。ここまでバカとは思わなかった。でも、いいね、日向。人がどう思うかなんて、関係ないよね。ひたすら強くなりたい自分の気持ちに従うだけだね。影山くんは王道を行くけど(というより願望として、できれば順調にこのまま王道を行って欲しい)、日向は茨の道を行くしかないからなあ。でも何かが変わる時って、こういう無茶な人が必要だから。
ウシワカにも、「絶対同じ舞台まで行ってみせます‼︎!」って宣言してたし。
身長っていうのを絶対条件にされたら、日向にとっては多分一生チャンスは巡ってこないだろうし(もしかしたらここから急激に身長が伸びるって可能性も皆無じゃないだろうけど)。
呼んでもないのに押しかけてきてしまうという、多分前代未聞で想定外の事態。普通なら、追い返すというところだろうけど、どうなんだろう。
頑張れ日向!

影山くんの「先に行くぜ」は、日向が後から来ることを信じてうたがわないからこその言葉だと、いい方にとっておきます。表情は怖いけど。
居残り練習のコマは、影山が日向のレシーブを特訓してるって感じだった。影山くんは日向に罵声を浴びせるし、思いっきり上から煽るような言葉を投げかけた一方で、日向の面倒をちゃんと見てるんですね。初めの頃、旭さんをチームに戻したいという日向に付き合ってあげたこともあったし。
及川さんコンプレックスがなかなか抜けない影山くんだけど、同年代のトップ選手たちが集まるところで、どれほどのものを吸収してくるのか、ものすごく楽しみです。

それにしても、「うつのみや」を読めない影山くんが、迷子にならずにどうやって、目的地までたどり着くのかは、若干不安。関東育ちにとっては宇都宮はなんでもない地名なんだけど、関東以外ではそうでもないのかな?でも、影山の暗記力は文字をそのまま形として脳に焼き付けそうな感じもするから、読めなくても問題なしなのかも。

外で揉まれる機会、って言った菅原さんに、間にあってますって返した月島の脳裏によぎった顔ぶれ見たら、笑えた。月島くん、プラスはマイナスに惹かれるものだから、頑張んな、としかかける言葉がないです。


それにしても、長いなあと思ってた東京編が終わってからの展開は急だなあ。一気に巻きが入った感じ。次号も楽しみです。