ハイキュー!! 21巻 コンセプトの戦い 感想(4)

187話 『昼の月』 188話 『コンセプトの戦い』

日向の速攻が天童さんのドシャットを食らって、18・18のデュース。観客席の及川さんは、止められたことに感情的に反応することさえ超えて次の手を集中して考える、日向の静かな姿を気味が悪いと言い、鷲匠監督は自分のバレー人生をかけて、叩き潰したいという。

187話は、そこで一旦切れた場面から、もうこちらもヘロヘロで踏ん張ってる田中さんがスパイクを決め19・18、烏野のマッチポイントになる場面から始まる。
この2話で、ついに白鳥沢戦に決着がつく。
19・18の烏野のマッチポイントで、五色が決めて19・19の再度のデュース。
白布さんのサーブから始まり、旭さんがスパイクを決めて20・19になる。

白鳥沢戦で、絶対になんとかつながなければならないのが、ウシワカのスパイク。攻略できるような相手ではないけど、全て手を出せずに決められるわけにはいかない。で、最初から最後までキーになるのが、月島・西谷のディフェンスライン。

白布のサーブから旭さんのスパイクが決まるまで4ページ。ネットに引っかかったボールが大地さんの目の前に落ちていく。スローモーションで、音がない映像を見てるようだった。そこに描かれる全員が止まってる中、動くのは西谷さんだけ。二度目に西谷さんが反応をした後から、一気に映像が動き出すような感じで、やっぱ、漫画って当たり前だけど絵が大事なんだなあ、としみじみ思ったシーンでした。
で、次に来るのが西谷さんのセリフ。「太ももがはち切れようとも空中戦は頼みます」。
田中さんも、日向も大地さんもギリギリで踏ん張ってたところへ、この言葉。俺には空中戦はできないって、一旦は伊達高のブロックに潰された旭さんが復活するエピソードのところにも出てきた、繰り返されるリベロのテーマが、ここでなんて効果的に出てくるんだろう。優秀なリベロが、もう限界にきてるメンバーを奮起させたところで、コートの外へ。
月島と交代。

守護神はコート外、大地さんは前衛。連載で読んだ時は、そんなに感じなかったんだけど、烏養さんが言った「もしも攻撃のチャンスがつかめたら」というのは、祈るような気持ちでもあったんだな、と思う。それにしても、ここはなんとかしのいでくれ、じゃなくて、攻撃のチャンスというふうにコーチが発想するんだから、やっぱり烏野は、バランスのとれたいいチーム、っていうふうにはなりそうもない。