ハイキュー!! 第203話 「風をつくる」&番外編 感想

台無し感がすごい、と研磨は言ったけど、自分はホッとしました。ギリギリ感のある山本さんより、こっちの山本さんの方がずっと、らしくていいです。

表紙のリエーフは、ウィーン少年合唱団みたいで綺麗だったけど、とりあえず起きるのは今回じゃなかった。いつ起きるのかな。潜くん応援してるから、このまま起きなくてもいいんだけど。

届きそうもないギリギリのボールについては、ラインズマンの視界を遮って、主審も引き込んで、判定を自分たちに有利な方に持っていく。必ずしも成功するかしないかわからない。うまくいけば1点を取れるし、審判によっては取れないかもしれない。
そしてそれは、対戦相手からすれば、卑怯な手にも、いやらしくも、姑息にも見えるかもしれない。
でも、大将さんは、『「勝ちたかった」って言うならどうして手を尽くさないんだろうな。』という。

戸美の戦い方には、賛否があるかもしれない。相手チームやギャラリーから、卑怯だと言われることが嫌なメンバーも(沼井さんの他に)いるかもしれない。けど、見方によっては、卑怯な手だと見る人も当然出るだろう戦い方を、チームとして意思を統一して実行できてるのは、主将である大将さんが、これは卑怯な手ではなく、勝つために取りうる当然の選択肢の一つだと、心底思っていて、チームメイトもそのことを知っているからなんだろうな、と思う。多分、日頃の練習でも、人一倍居残り自主練やってたりするのかも。それでミカちゃんにふられたんだとしたら、熱すぎる男になっちゃうけど。
もう一人の熱い男、沼井さんは、親指脱臼を、痛いだけ、と言って、相手チームも周りの雑音もドシャットする。
 
リエーフが潜くんのスパイクを止めた時の、黒尾さんの表情の意味がわからなかったんだけど、今回の潜くんの解説で納得。叩き落そうという明確な意思で手を振りだす天童さんや黒尾さんと違って、無意識に勢いで手を振り回してくるリエーフに、背後が守りづらいからやめろというべきかどうか、迷ってたんですね。で、勢いにのりかけたリエーフの調子の方をとって、言うのを止めた、と。

それにしてもフォームがきれいなだけじゃなく、一回でリエーフのブロックの癖を見抜いて、以降ちゃんと対処できてる潜くんはすごいですね。パワー型というのではないし、リエーフみたいな打点の高さや歩幅の広さで見せるわけでもないし、淡々と、でも確実にリエーフのブロックの穴をつくコースの打ち分けをしている。
でも、音駒が負ける試合ではないだろうから、その淡々とした潜くんを、どっかで、眠れる獅子らしいリエーフが、破る場面が出てくるのかもしれない。
いやだなあ、そんな場面あったら悔しいな。


音駒と戸美は、自らガンガン点を取りに行くというよりは、粘って繋いで、1点を拾っていく、同じタイプのチームみたいで、実力差もないみたいだ。だからこそ、1点の重みを、お互いに感じていて、戸美のしつこさが試合の風を自チームに呼び込むことにつながる可能性が出てくるのかもしれない。
というところでふと思ったんだけど、準決勝では、25対19、25対18という点差で負けた。点差だけ見ると、実力差のあった試合のように思えるけど、その試合でも同じように手を尽くしたのかな。


部活漫画の4週連続超番外編、トリは烏野高校体育祭。
久々に烏野メンバーを見ることができて、それだけで嬉しい。
日向と競っちゃう前までの影山くんもキリッとしてたし。日向と影山、この二人の本能は、試合ではすっごく大切なんだけど。
女子に大ブーイングされる田中さん、本当はいい男なんだけどなあ。あと10年したら、良さをわかってもらえるよ。多分。それまで頑張れ。

バレー部失格の敗因は、走順ですね。アンカーと第一走者を入れ替えれば、ぶっちぎりで優勝だったのに。残念でした。

今回本編の方も、面白かったけど、やっぱり烏野メンバー見ちゃうと余計、早く宮城に戻ってこないかな、と思ってしまう。焦らされてる感ですかね。