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イエメンの和平交渉が始まるはずだったけど

報道によると、月曜からクウェートで始まるはずのイエメンの和平のための話し合いが、予定通りに始まらなかった。交戦中の両陣営とも、停戦の発表にもかかわらず、戦闘が続いているとお互いを非難してるという。

イエメンのフーシ派と元大統領サレハ氏の代表団が、まだクウェートに向かってないから、始まらない。

両者とも、サウジアラビア主導の連合軍が、停戦違反をし、空爆も中止していないと言って、交渉に向かってないらしい。国連特使が、クウェートへ向かうよう説得してるという。何ヶ月も、紛争中の両陣営の間を行ったり来たりで、ようやく一時停戦、和平交渉の合意を取り付けたのにここにきて、フーシ派とサレハ側が遅らせるって、実際のところこの特使は、どんな気分なんだろう。

事前の記事では、結構楽観的な感じだったように思ったんだけど。暫定政府側は、サレハとフーシ派の代表が、火曜日にクウェートに到着するだろうと話したというから、遅れて到着っていうのも何か交渉のうちなのかな。

和平交渉では、捕虜の交換や、重火器の政府への引き渡しなど、戦闘と暴力を終わらせるための議題と、できたらもっと幅広い政治対話へと繋げたいという希望があるそうだけど、フーシ派は、ハディ大統領の政権が首都に戻るのには反対だという。

 

この戦争の間、フーシ派と連合していた元大統領のサレハ氏も含めて、両陣営ともに交渉を潰しうる有力者を抱えてるという記事もあった。
よくわからないけど、この一年、戦闘が続くことで力を得てきた指揮官たちも増えていて、潜在的に和平交渉の障害になりうるそうだ。

 

力の真空状態を利用してアルカイーダ系やイスラム国などの過激派組織が、勢力を伸ばしているというイエメン。
1990年まで南北に分かれていたイエメン。以来、南部の独立を主張してきた独立派。イエメン南部では、その分離独立派が、サウジ主導の連合軍の支援を受けなから、フーシ派とサレハ氏の勢力を、打ち負かしたというから、かなりの勢力ってことなんだろう。その独立派の再独立熱が高まってるらしい。月曜には数万のイエメン人がアデンで、南部の分離独立を求めるデモを行ったという。

イエメンで起きてることは、サウジアラビア主導の連合勢力による空爆と、イランの支援を受けてるフーシ派、という言葉が頭にこびりついていて、イランとサウジの代理戦争というイメージがあるんだけど、国と国の戦争ではなく、あくまで内戦なんだと、ハッと思いました。