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生身の子供を武器にするという発想

今週の火曜日にユニセフが出したレポートによると、過去2年にボコハラムが起こした自爆テロの実行犯の5人に1人が、少女も含む子供だったという。
ボコハラムは、ナイジェリアを中心にその近隣諸国で、テロを繰り返すイスラム過激主義の武装テログループ。2年前にナイジェリア国内の学校を襲撃して、300名近くの女子生徒を拉致した事件は、衝撃的だった。そのうち早い段階で逃げ出すことができた生徒もいたらしいけど、ほとんどの生徒が今も行方が分かってないという。

2014年は4人。昨年は44人の子供が自爆攻撃に使われた。最年少は8歳だという。

ボコハラムは、ここ数年チャド湖周辺で、略奪、首切り、拉致、焼き討ちなど残虐な攻撃を起こしている。すでに数千人が殺された。

カメルーンでは、2015年、39件の自爆テロがあり、その実行犯のほとんどは13歳から15歳の少女だという。ボコハラムから逃げ出すことのできた人たちの証言によると、女性や少女を自爆犯にするために組織的なトレーニングプログラムが行われているという。
男性の自爆テロに比べると、女性や子供は疑われにくいし、女性の服装は爆弾を隠すのに都合がいいという。

 

子供を自爆テロに使う。少年兵というのは聞くけど、生身の子供を武器として使う、という発想は一体、どういう人のどういう状況から出てくるんだろう。全然わからない。


ハフィントンポストに載ってた記事によると、2015年にボコハラムの本拠地のある北部出身の新大統領に政権交代後、堕落したナイジェリア国軍の改革や、ボコハラム掃討作戦の本部を、ボコハラムの根拠地域に移したり、現地情勢に精通した将軍をトップに起き、近隣諸国との連携も緊密化し、ボコハラム掃討を強化したという。その効果は出ていて、2015年1月時点では九州の1.2倍の広さを支配下に置いていたボコハラムが、その年末にはカメルーン国境の森林地帯に追い詰められたという。国内で追い詰められて、周辺国に活動を移してるらしい。

ボコハラムに襲われた村の記事を前に読んだ時、家畜から何から根こそぎ略奪されたとあったけど、追い詰められて食い詰めてのことなんだろうか。
追い詰められて、限られてしまった手段を効率的に使って、いかに人々の間に恐怖を引き起こし、それによって、自分たちの組織の存在価値を高めていくかということなんだろうか。