川を渡る難民の映像を見て

昨日の夜テレビで、ギリシャから川を渡ってマケドニアに入ろうとする中東からの難民たちの映像を見た。それほど広くない川幅で、浅瀬ではあるけど、流れはかなり速く、両岸にはったロープ伝いに大勢の人が川の中を歩いて渡っていた。何人か流されて死んだと、キャスターが言っていた。

報道によると、マケドニア側に渡った難民のうち1500人ほどが、一晩の間に集められ翌日には、ギリシャ側に戻されたという。

アラビア語で警備のないポイントが書かれたリーフレットが難民たちの間で配られ、難民たちはそれにミスリードされたという。誰が配ったのかはわからないけど、マケドニア側では、何らかの密航業者と人権保護組織の存在があるとしてるらしい。

ギリシア側では、12000から14000人が劣悪な状況の中、テントの収容所に何週間も足止めされてる。多分多くの難民たちが命がけでギリシャまで渡ってきて、その先に進めない。明日が見えない中で、自分たちの運命が知らないうちに国家間で決められていく。
人権問題にうるさいはずの西欧諸国が、難民の急増という問題のために人権に目をつぶり(報道を読んでるとそう見える)、トルコと取引。

今後トルコ経由でギリシャに渡った難民は、トルコに送還される。トルコに戻されたシリア人難民と同じ数のトルコ国内のシリア人難民を、EUが受け入れる。
その見返りに、EUからトルコへ資金援助、トルコ国民のEUへのビザなし渡航を認める、トルコのEU加盟交渉の再開などが、トルコに約束されたという。


マケドニアからギリシャに戻された人たちを含む難民キャンプの人たちも、トルコに送還されるんだろうか。もしそうなら、そっから先はどうなるんだろう。
報道を見てると、トルコ国内もテロが頻発するなど、完全に安定してる社会というわけでもないようだし、アムネスティのウェブページを見ると、現在トルコ国内にいる難民もかなり悲惨な状況に置かれているらしい。子供数万人が正規の教育を受けることができてないみたいだ。