待機児童問題とはちょっとずれたとこが気になってしまった

2月29日の衆院予算委員会で、民主党山尾志桜里議員が「保育園おちた日本死ね」の匿名ブログについて、このブログの内容に共感が集まっていることを取り上げて保育所の待機児童問題の緊急性について質問をした。
この際、与党席から、出典はどこだ、誰が書いたんだ、などのヤジがガンガン飛んでたのにはびっくりしたし、この人たちには何をどう説明してもきっとこのブログを書いた人の追い詰められた気持ちなどわからないだろうなという、怒りを通り越した脱力感というか虚しさとを感じた。

テレビ朝日で、月曜から金曜の朝8時から放送している羽鳥さんのモーニングショーで、今日、この時にヤジを飛ばした一人、平沢勝栄議員が出演して、他の出演者たちとミニ討論を交わした。

平沢議員が言うには、この委員会の事前のうちあわせ(打ち合わせ、じゃなくて何か別の名前がついてたけど、忘れた)で、このブログについてのフリップと資料は、匿名であることから使用しないようにと与野党で合意があったという。匿名の発言、出典の明らかでないものについては、誹謗中傷につながる可能性から慣例として、以前からそういう扱いだったのだという。
質問の内容の制限ではないから、このブログを質問の中で取り上げること自体は問題ではなかった。
ところが、山尾議員が質問の中で、「与党の皆さんが、これを委員の皆さんに配ってもいけない、国民の皆さんにフリップで見せてもいけないとそういうことですので、私は本当に安倍政権というのは、都合の悪い声は徹底して却下する、都合の悪い声は徹底して無視する、本当にそういう安倍政権の体質の象徴となる対応だと思いました」と発言したことから、平沢議員は、このブログの資料としての扱いについては自民党だけでなく野党も合意してのことなのに、事実に反して公党としての自民党の名誉を傷つけたのが許せず、自分の場合はそれがヤジにつながった、というようなことを発言した。

平沢議員は、「日本死ね」から始まる刺激的な文章についても、本当に女の人の文章ですかねという、ちょっと的外れなことを言ってたけど、待機児童問題の緊急性については問題意識は昔からあるし、一生懸命やってると言っていた。
自分の家庭について言うと、二人目の子供は地方に越してきてから生まれたので、保育園問題については全く悩むことなく通り過ぎたけど、一人目の時は都内に住んでいたので保育園問題は切実だった。だから「日本死ね」を読んだ時、表現はともかく、内容については、本当によくわかると共感した。
自分にとって切実だったのは今からもう20年以上前のことだ。平沢議員が以前から問題意識を持って一生懸命やっていると言った時、問題は少なくても20年基本変わってないんだけど、一体20年以上主として政権を担当してきて(その間若干政権担当から外れたことはあったにしろ)本当に緊急的な問題として意識してやってきたんですか?と、テレビに突っ込んでしまった。

それは置いといて、ちょっと引っかかったのが、平沢議員が繰り返し言っていた、名誉を傷つけられたからという発言。
少し前に読んだトルコの政権による、市民やジャーナリストへの弾圧に使われてるのが、大統領に対する侮辱での立件。それが多発しているという記事を思い出してしまった。
名誉を傷つけられるということへの拒否反応がすごくあるんだということが、ちょっと驚きだったのかもしれない。