ミュンヘンの合意に本当の当事者は含まれてたんだろうか

シリア内戦について、ミュンヘンで開かれた国際会合で、アメリカ、ロシアなど参加17カ国が、1週間以内の停戦(敵対的行為の停止という言葉を使ってるみたいだけど)と、包囲されてる地域への人道支援の実施などで合意した、という記事が朝刊に載っていた。
イスラム国とアルカイーダ系のヌスラフロントは対象外。

誰がテロリストか、については、アサド政権を支援するロシアと、反体制派を支援するアメリカの間で一致してない上に、報道されてることを読んでると、反体制派のグループも細かく分かれていて、ヌスラフロントと一部協力してイスラム国やアサド政権との戦いをすることもあるみたいで、言葉の上ではきっちり分けられるけど、実態は結構入り組んでるみたいだ。

ロシアはテロリストへの空爆は中止するつもりはない、ということはアメリカが支援する反体制派も全部じゃないにしろその中に含まれることになり、『合意の実現には紆余曲折が予想される。』(東京新聞2月13日)

今月始め頃からの北部のアレッポへの政府軍の攻撃の激化で、約5万人が難民化してるという。トルコ国境で足止めされてる難民は3万人と言われる。
国連は政権側がアレッポを包囲すれば、最大で30万人が人道支援を受けられなくなる可能性があると指摘。

報道によると、ロシアの空爆を受けてる反体制派や住民の中では、今回のミュンヘンの合意にかなり懐疑的な声も上がってるみたいだ。
政府軍の攻勢は、ロシアによる空爆の支援を受けてのもので、その当のロシアが合意の当事者なのに、どうして1週間以内なんてことになるんだ、今すぐ空爆を止められないんだ、つまり空爆を止める気はないんだろう、という。ロシアの空爆は、激烈らしい。