ボコ・ハラムの記事を読んで

報道によると、ナイジェリアの北部の村が、ボコ・ハラムとみられる武装集団に襲撃され、住民が少なくとも86人殺された。
銃を乱射し、家々を放火し、子供達を連れ去り、襲撃を逃れた住民達が集まったところで、住民に紛れた襲撃者が自爆して、さらなる殺戮をしたという。
この襲撃の前にも1月末に、自爆攻撃による襲撃が2件、少なくとも24人が死亡。

2002年に結成された、現地語で「西洋の教育は罪」という意味のこの組織は、2009年に指導者が変わって以降、破壊行動が激化、2014年4月、250人以上の女子学生を拉致した事件は、衝撃的だった。

結成当時の目的は、ヨーロッパの支配によって持ち込まれた西洋の知識・技術で、腐敗してしまったナイジェリア社会をイスラムの厳格な適用で正す、というものでテロ組織ではなかったらしい。
2015年3月には、イスラム国への忠誠を誓って、イスラム国もそれを受け入れたという。とはいえ、”ボコハラム”で検索していろんなサイトを覗くと、アルカイーダとの関連について書かれてるものもあるし、イスラム国のめざすカリフェイトとナイジェリアのテロ組織の間に一体どんな共通の目的があるのか、よくわからない。
イスラム過激派のテロ組織、というのも一面的な捉え方に過ぎず、経済発展に取り残された部族をベースにした争いという面もあるそうだ。

一人のリーダーのもとで統一した行動を取る厳格な組織というより、幾つかのグループのルーズな集まりという性格に近いともいう。

 

国際シンクタンク「経済平和研究所」の報告によると、2014年に発生したテロの犠牲者は32000人超で、2013年の8割増、主体が明らかなテロの犠牲者のうち半数以上が、ボコ・ハラムイスラム国によるものだという。

 

地方の村を襲撃して、銃撃、放火だけでなく、逃げた村人達の中に自爆ベストを着た襲撃者を紛れ込ませて爆破して殺す。
略奪するという目的のためだけなら、ここまで執拗な殺戮をする必要はないはずだ。
一体何が目的なんだろう。