ジカウィルス とギランバレー症候群の記事を読んで

ジカウィルスという蚊によって媒介されるウィルスが、小頭症の新生児の急増に関係あるかもしれないという問題がブラジルで起きているという報道があったけど、今日のニューヨークタイムズでは、ジカウィルスはギランバレー症候群にも関連があるかもしれないという続報が載っていた。

ブラジル北東部のジカウィルスが流行した地域でギランバレー症候群の発生が急増しているのだという。
その関連性についてはまだ調査研究中で、はっきりしたことはわかっていないけど、南米のジカウィルスの発生が見られた国々では、「ジカウィルスの流行とギランバレー症候群の増加との間で時間的・空間的に一致する関連性がみられます。」(厚生労働省検疫所)
2013年から14年にかけでジカウィルスが流行した仏領ポリネシアでも、ギランバレー症候群が急増したことが注目されたみたいだけど、その関連性については、ジカウィルスだけがその原因なのかデング熱などとの複合的な感染によるのか、よくわかっていないみたいだ。

エルサルバドルでは、ギランバレーの発症は、通常は月に14例ほどの平均だけど、12月1日から1月6日の間に、46例が記録されたという。

記事を読むと、ギランバレー症候群を発症した人の、自分の中に閉じ込められたみたいな感じ、とか、泥の海で溺れているようだとか、まるで悪夢のようだとかいう声があって、多分重い症状が出た人の声なんだろうけど、閉じ込められるっていう表現には、かなり恐怖を感じてしまう。


ギランバレー症候群は、年間人口10万人当たり1人〜2人の発症者数。
各種ウィルスや細菌感染が引き金となって、自己免疫システムが神経細胞の一部を攻撃することで起こると考えられているという。
典型的な症状としては、急な四肢の麻痺。下肢から始まり徐々に上肢に麻痺が広がり、顔面麻痺や目を動かせなくなり物が二重に見える、ろれつが回らなくなるなどの症状が出ることもあり、その麻痺の症状の程度は軽い人から重い人まで様々で、重症になると呼吸の筋肉の麻痺で人工呼吸器の装着が必要になることもあるという。進行は急速で、通常4週間ほどでピークに達し、6〜12ヶ月ほどで症状が安定、2割ほどには後遺症が残り、約5%の死亡率だそうです。

ジカウィルスがどうやってブラジルに来たのかについても、2014年のワールドカップの時だという声もあるみたいだけど、よくわかってないらしい。