ジカウィルスの記事を読んで

1月18日付のCNNのサイトに、「ハワイで小頭症の新生児、ジカ熱の感染を確認、米国で初」という記事が載っていた。
記事によると、
・南米ブラジルではジカ熱が流行し、小頭症の乳児が激増
・ハワイで生まれた小頭症の新生児がジカ熱に感染していたことがわかった(母親が妊娠中滞在していたブラジルで感染し、母子感染したらしい)
・ブラジルでは過去4ヶ月で乳児3500人の小頭症が確認、46人が死亡(2014年の症例は147例)
・同時期に流行したジカ熱との因果関係の可能性もあるとして、ブラジル当局は調査中
・米疾病対策センターは1月15日に、ジカ熱の流行している南米の国への妊婦の渡航を控えるよう呼びかけた
以上のようなことらしい。

厚労省検疫所のサイトには、ジカウィルス感染症は、デング熱日本脳炎、ウェストナイル脳炎などのウィルスに近いジカウィルスによって起こる感染症で、蚊によって媒介され、3〜12日の潜伏期間の後、急な発熱、頭痛筋痛、関節痛、斑点発疹、充血などが起こり、嘔吐、下痢、腹痛なども起こすこともあり、症状は4〜7日で、自然に治り、合併症はめったに起きない、というようなことが書いてあった。
感染しても発症するのは5人に1人程度だともいう。
それ自体は、そんなに恐れるほどの感染症ではないらしい。


ブラジルといえば今年は夏にオリンピックが開催されるし、大量の人の行き来があるだろうから、ちょっと心配かなあと思ったんだけど、今日の新聞に、「夏季でも寒いリオ五輪」という記事が載っていた。リオデジャネイロといえば暑そうというイメージしか湧かないんだけど、考えてみれば南米は季節が逆で、夏季五輪の季節は冬。記事によれば、日によって寒暖差が激しく、1日の中でもに中途朝晩では15度ほども違うという。特に競泳は屋外プールで行われるから、寒さ対策も必要らしい。
とはいえ、平均最高気温は28、5度というから、やっぱり蚊も出るんだろうか?

記事にもあるようにジカウィルスが小頭症を引き起こすのかどうか関連は、まだよくわかってないというけど、147例だった症例が、3500人に激増したと聞けば、とりあえず妊娠している人は、用心には越したことはないのだろうと思う。

(ジカウィルスは、1947年にウガンダのジカの森で野生の猿で発見され、2007年ミクロネシアのヤップ島で大流行、2013年には仏領ポリネシアで流行。2014年にはチリのイースター島でジカウィルス感染症患者が発生。アフリカから、南西アジアを経て太平洋を渡り、今ブラジルということは南米大陸も横断してきたんだろう)