神様は信じてないんだけど、信心はあるような気はする

そういえば国会が開会して、この間NHK予算委員会の質疑を中継していた。中継されてることを知らなくて、たまたまテレビをつけた時、首相の答弁の場面だった。どんな質問なのかは聞いてなかったけど、どうやら景気に関することらしかった。
総理は、様々な景況指数をあげて、経済は良くなっているということを縷々説明していた。総理のあげる数字なのだから間違っているということはないだろうし、きっと景気のいい話というのがどこかには転がっていることは確かなんだろうとは思う。それでも自分の実感としては、質問者が言うように、生活が苦しくなっているという方に、イエスの印をつけると思う。なるべくバイアスをかけないように聞こうとするんだけど、安倍首相の答弁を聞いていると、どうしてもイライラしてくる。なんでだろう、と毎回思うんだけど。

北朝鮮が水爆(?その後の報道を読むと、結構疑問符付きの”水爆”みたいだけど。実のところはなんなんだろう?)実験をしてから、その若い指導者に関する記事や、北の狙いなどを解説する報道がたくさん出たけど、どれも読むと、そういうことなのかあ、と思うんだけど、金正恩の真意は、本人に聞かなければきっと本当のとこはわかんないんだろう。(当たり前のことかもしれないけど)

幾つかの記事の中に、今回の実験によって、中国とアメリカの亀裂を深めたことが北の狙いでそれには成功した、みたいなことを書いてるのがあった。中国はアメリカの緩衝地帯としての朝鮮半島がどうしても必要で、だから北が崩壊してアメリカの同盟国の韓国に吸収されるのは嫌。だけどアメリカは今回の実験を利用して、日米韓のつながりを強めようとする。中国がそういう力に包囲されていると感じるのを強めれば、そこに北朝鮮の策略の入り込む余地が出てくるのだという。
中国の習近平氏は、金正恩氏に基本的に不信を持っているという。
でも、北朝鮮は、中国が、北朝鮮が崩壊して緩衝地帯がなくなるより、アメリカとの緩衝地帯として核武装した北朝鮮の方をまだしもいいだろうと判断するだろうという、大きな賭けに出ているのだという。国内的にも、外からの圧力が高まれば高まるほど、経済が地方では特にうまくいっていないことに対する言い訳になる、そうだ。(たぶん世界各国のリーダーたちの基本技術の一つなんだろう)テレビの解説などを見ていると、北の経済は日本で普通の人が想像してるほど悪くはない、という解説も聞いたけど、実際のところはどうなってるんだろう。

北朝鮮は、核を持たなければやられる、というのが本当の気持ちみたいだし、アメリカは核の放棄なしに和平はない、という。
これからいろんな制裁が強化されていって、北朝鮮を追い詰めていくんだろうけど、きっと微妙なバランスが要るんだろうなあ、と思う。
専門家でも北のリーダーを分析することは難しいというし。

70年間、戦争の経験のない国に生きてるからなのかどうかわからないけど、自分の中には、漠然とした不安はあるけれど、心のどこかで戦争なんて起きない、と根拠のない信心(信心としか言葉が見つからないんだけど)があるような気がする。でもその間にもずっと戦争をどこかでやっていたと言われるアメリカや、先軍の国では、そんな信心などあるはずもなく、もしかしたら、平和より戦争という言葉の方が信じられるのかもしれない、とも思う。