イエメンについて

あと数時間で2015年も終わる。と、去年も12月31日に同じことを書いた。

今年の1月、朝刊で読んだ記事と、夕方ネットで(多分、夕刊取ってないから)読んだ記事の内容がまるで違っていのが、あれっと思って、1年間イエメンに関する記事をできるだけ読むようにしてた。最初はフーシ派によるクーデターと表現されていた。ハディ大統領が監禁場所から逃げ出した時、女装していたとか、冷凍車に隠れて逃げ出したとか、本当のとこは結局よくわからなかったけど、頭からベールで覆い隠すのってこういうときに便利なんだなあと、変なとこに感心してしまった。
イエメンは部族が群雄割拠している、日本の戦国時代みたいな感じ、というのをどっかで読んだけど(どこで読んだかは忘れてしまった)、報道される記事を読んでると、本当にそんな風に思うことが結構あった。

とはいえ、都市部の住民が投稿したツイッターで、空爆に怯える幼い子供を心配する親の言葉を見たりすると、当たり前の事なのかもしれないけど、ただ普通のなんでもない毎日を過ごしたいだけの、自分と変わらない人たちが、爆弾の下にいるんだと、妙な感じがした。 

3月の終わりころから、サウジアラビア主導の軍事連合による空爆が始まって、軍事施設を狙ってるんだろうけど、住民が多数住む都市部をターゲットにしたもので、当然市民の犠牲者が多数出てる。結婚式の披露宴会場のテントが誤爆されたという報道もあった。

元々生活必需品のほとんどを輸入に頼っているという中東の最貧国、と言われるイエメンで、輸入路を封鎖されて、国民の多くが援助に頼らなければならない状態になっているという記事は何度も読んだ。

和平交渉が急がれているのにも、イスラム過激派が、この混乱状態を利用して勢力を広げていて、それは西側の大国にとってもまずいことで、だから早いとこ交渉を成功させたいのかなあっていうことが感じられると、どんな背景があるにせよ和平が早くくるのに越したことないと思うけど、なんとなく釈然としない感じもする。

夏前の停戦と和平に関する交渉は、ハディ大統領派とフーシ派がお互い一つの部屋で顔をあわせることすらなく、国連の特使がホテルの間を行ったり来たり状態だったというから、当然失敗。
12月にあった交渉では、お互いが一つのテーブルについたということで、楽観的ムードも漂ったみたいな表現もちらっとあったけど、結局1月中頃に次の交渉を持つといういう締め切りを設けたというのが成果だった(?)。

 

あまりにありきたりの表現しかできないけど、来る年には、せめて長続きする停戦が

一刻も早くイエメンに訪れますように、と思います。