シリアの和平決議が採択されたという記事を読んで

国連安全保障理事会が、シリアの和平決議を全会一致で採択した。と、今朝の新聞に記事が載っていた。
11月に関係国がウィーンで合意した内容の追認ということみたいだけど、とりあえず決議を採択するということが大事だったのかもしれない。
国連の仲介でアサド政権と反体制派の公式交渉を1月上旬に始める、とあるけど、反体制派のメンバーを選ぶ具体的な方法などは示されてないみたいで、その交渉は難航が予想されるとあった。
決議は、6ヶ月以内に移行政権の樹立と新憲法制定の手続きを始め、1年半以内に国連の監督下で全てのシリア国民が参加する選挙の実施を支持してるという。
シリア国民にとっては何よりもまず停戦、というのが希望ではないかと思うんだけど、力の真空地帯を狙うのがイスラム国の常套手段だとすれば、和平プロセスは時間をかけてじっくりと、なんてこと言ってられないんだろうなと思う。スピード勝負?

1ヶ月以内に交渉の進展や停戦監視の状況を報告するよう国連事務総長に決議は要請してるということについても、停戦監視の方法についてはっきりとしたことが決められたわけではないらしい。
停戦ラインがはっきりしないから、ターゲットになりうる平和維持部隊を送るってのも簡単にはいかないらしい。ドローンで監視という選択肢もあるかも、らしい。

アサド政権の先行きについても、アメリカとロシアの方針の対立が溶けたというわけではないという。
イラクとシリアは別の国、って当然のことなんだけど、なんとなくイスラム国との戦いっていうフィルターを通して、同一ライン上に置いてみてたような気がする。
アメリカは、自国民に圧政を敷いてきた独裁者のアサド大統領の退陣については譲らない(時期とか詳細はわからないけど)らしい。
民主化のためには独裁者アサドは排除されるべきなのは、イラクフセイン元大統領と同じで、イラクでは武力で直接アメリカが排除したけど、シリアではそうはいかなかったってことなんだ。対イスラム国のためにはアサド問題なんてどっか置いとけないのかなと思ってしまっていたけど、アサド排除がそもそもだとしたら、譲れない一線ってことなんでしょうか?

シリアの内戦は、4年半続いていて、25万人のシリア国民が死んで、400万人が避難民になってるという。

月並みな言葉しかないけど、戦争って本当に力とは縁もゆかりもない普通の国民が、犠牲になるものなんだ。