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イエメンの報道から

確か15日からイエメンの和平交渉と停戦が始まる予定だと、何日か前に報道されてたけど、今、どうなってるんだろう。

3月にサウジアラビア主導連合による空爆が始まってから9ヶ月、数千人の市民が殺され、国民の多くが要支援状態だという。
報道によると、国内の混乱に乗じてイエメンでも、イスラム国のイエメン支部(名称はなんていうのか知らないけど)が、静かに勢力を伸ばしてるという。
ここ数週、イエメン南部で自動車爆弾による攻撃を起こしているし、残忍な処刑ビデオも公開している。

イエメンにはすでに、アメリカがドローン攻撃を続けているアラビア半島のアルカイーダが存在していて、イエメン第5の都市アルムカラを含む地域を獲得している。アルカイーダがイエメン国内での最も切迫した脅威であることは変わりないけど、イスラム国はアルカイーダから離脱者を引き込んでるという。イエメンの内戦が始まった時には限定的だった存在だけど、攻撃の規模が危険なものになってきているそうだ。

サウジ主導の軍事連合と、ハディ大統領は、シーア派のフーシと戦っている。イスラム国もアルカイーダも、同じくフーシを敵としてるから、サウジ連合からの抵抗はほとんど受けてないという。ハディ大統領の政府は、脅威を過小評価し、イスラム国の存在すらを否定 してるらしい。
先週、イスラム国は自動車爆弾によるアデン州知事殺害の犯行声明を出した。けど、政権側はフーシの残党によるものだと主張。
政権のお膝元で、高官が殺されるっていうことは、治安を押さえてないってことになるんだろうか。サウジ主導連合が数千の部隊を送ってフーシをアデンから追っ払ったあと、ハディ大統領によるローカルの反フーシグループを統合して軍隊にするという試みは実現していないという。
外国部隊の存在は、治安の維持には役立たないらしい。


イスラム国が派手な攻撃をして、残忍なビデオを公開すればするほど、アルカイーダから”有能な”テロリストたちが、離脱してイスラム国に加入してくるという。元アルカイーダのテロリストが集まれば、国外での攻撃を起こす恐れが高まることになる。
離反者の多くは、より強硬なジハード主義者や、アルカイーダの攻撃を生ぬるいとイラつく若い兵士たちなのだという。そしてより過激な集団が出来上がる。この循環はなんなんだろう。まだ遠い国の話として報道に接してるけど、イスラム国に人が集まる流れの話って、すごく気味悪く感じる。


和平交渉が成功して、政権が安定すれば、今ならまだ、イスラム国を抑え込むことができるんだろうか。