歴史をちゃんと学ばないといけないなあと、つらつら思いました

先々週の金曜日のパリのテロで、妻を殺されたフランス人男性のテロリストへの手紙が、世界中で共感を呼んでいると、先日、新聞に全訳が掲載されていた。
残された幼い息子(1歳5ヶ月だという。)との日々の暮らしを、今までと同じように続け、息子に憎しみではなく、自由で幸せな人生を開くことで、テロリストの思う通りにはならないという、一人の父親であり夫である男性のテロリストへの宣言とも言えるような文章だった。

 報復の連鎖は止めなければならない。空爆でテロは無くならない。
じゃあ、空爆をやめればテロは止まるのかといえば、多分テロは止まらない。空爆でテロは無くならないというより、空爆だけではイスラム国を打ち負かすのには十分ではない。と、そこまでは、国際的コンセンサスらしい。

フランスは、大統領自ら、戦争状態にあると宣言してイスラム国へのさらなる国際的包囲網を固めようと、外交を盛んに行ってるみたいだし、国民の多くも、やり返す意欲は高いみたいだ。若者の軍隊志願者も急増してるらしい。
ドイツもどこまで踏み込むのかわからないけど、イスラム国に対するドイツの軍事的関与に反対52%、賛成41%(調査会社による結果、20日発表)と、以前より国民の賛成も増えてるという。
イギリスでは、以前からキャメロン首相はシリア国内でのイスラム国への空爆に積極的で、議会も今度は認めるのではないかという感じみたいだ。(前回は対アサドだったけど、今回は対イスラム国だし、やっぱアメリカの第1パートナーの座はフランスに譲れないし、みたいに書いてる記事もあった)

アメリカでは、オバマ大統領が、地上部隊の派遣はどうしても嫌だというのは生ぬるいと、プレッシャーがさらに高まってるようだ。

今朝の東京新聞に、佐藤優さんが、『当面は、空爆で拠点を破壊するとともに、ISの要求を一切受け入れず、テロに関与したものについては法規を厳格に適用して責任を取らせるという対処療法しか打つ手がない。テロを続けても目的が達成できないと判断すれば、ISは戦術を変える』と書いていた。

佐藤さんの言う通り、イスラム国が戦術を変えるとしたら、それはどんなものになるんだろう。このあいだのパリのテロの費用計算を、どっかで読んだけど、驚くほど安上がり(50万円以下だったような覚えがある。うろ覚えだけど)だった。そんな、低コストで効果は高い方法をやめるとしたら、次にはどんな戦術になるんだろう。自称カリフェイトの支配地域の統治の基本も、人々に恐怖を与えるというものみたいだし、恐怖による脅しのバリエーションなんて、想像できないけど恐ろしい。

ここのところの報道を見ると、まるで世界大戦が始まるんじゃないかというような感じがする。前回と違って総力戦ではないけれど。
前回というより、出てくる国名だけみると、前々回の大戦みたいかも。