傭兵、金持ち国の戦争の仕方の一つなのかも

内戦状態のイエメンについて、11月中旬には和平交渉が開かれるという楽観的な見通しが、11月初旬に報道されたけど、あれはどうなったんだろう。

ヨーロッパへの難民の流入問題も、イスラム国によるテロの脅威も、シリアの戦争と混乱をなんとかおさめない限り、根本的な解決にはつながらないということで、和平交渉を進めようと、大国や関係国が集まって、11月中旬に決まったことは、
•アサド政権と反体制派が年内に停戦交渉を開始する
•半年以内に移行政権を樹立
•自由選挙の実施を目指す

アサド大統領の処遇に関してはまだ対立があるというし、そもそも和平交渉の相手となる組織は、一体どの組織のことなのかも決まってない(どのグループを選ぶのかってこと自体、えらい困難が伴うことらしい)というから、まだ前途多難な道ではあるみたいだ。
シーア派のイランは、アサド政権の側にいるけど、中東の大国サウジアラビアは反アサドで、シリア国内のスンニ派反政府グループを支援してるという。
でも、サウジ自体は、シリアではなく、アラビア半島の先っぽのイエメンの空爆に忙しい。
アメリカは、サウジアラビアにイエメンからシリアに力をシフトしてもらいたいらしい。

 

そのイエメンが今どうなってるのか、あまり報道がないからよくわからないけど、3月から、国際的非難を浴びても、物ともせず空爆を続けてるサウジアラビアが、簡単にシリア問題にシフトするとも思えないけど、もしそうなったら、それはイエメンの紛争の解決にとって、良いことなのか悪いことなのか、どっちだろう。

 

アラブ首長国連邦は、自国の部隊をイエメンに派遣して、反フーシで戦ってる。9月には40人以上、10月にも10人以上の兵士に犠牲が出てる。
そのUAEが、秘密裏に外国人部隊をイエメンに派遣してるという報道を読んだ。
リッチなアラブ諸国は、ここ数年中東地域で軍事的に積極的になってきてるみたいだけど、国民は軍隊にほとんど興味を持ってない。そこで、リッチな諸国にとっては外国人傭兵部隊というのは魅力的な選択肢なのだそうだ。
UAEは、特にコロンビア兵のリクルートを主にしてるとう。コロンビア兵は、長年の国内のゲリラ戦で経験を積んでるから、というのがその理由。兵士たちも本国の4〜5倍近い給料に惹かれて、やってくる。
サウジアラビアは、スーダン人兵士をリクルートしてきてるみたいだし。
グローバルな展開をする民間軍事産業ってのが、その背景にはあるらしい。

アメリカは、ここ数年サウジとUAEに数十億ドルの軍需物資を売却しているという。イエメンでのサウジ主導の空爆は、人口の密集する地域でも行われて、市民の犠牲もかなり出ているというけど、アメリカが声高に批判することはない。(報道されてる範囲では)
同盟関係の確認を強化するためには、自国の兵士の血を流さなければならないとか言ってることが、なんだかなあって気にもなってくる。