ハイキュー!! 第183話 欲しがった男  感想

今週号は土曜発売。でも土曜日に買っちゃうと次まで1日多く待たなきゃいけない。それは嫌だから、月曜日に買おうと思ってたんだけど、いつもは積み上げてるだけのスーパーのレジ横のラックに、今回なぜか表紙が見えるように並べてあった。

表紙かっこいい、、、。タイムアウトのベンチの一瞬を捉えた一枚の写真みたい。二人に焦点が当たって、バックの観客席がぼやけてる。あんまり表紙が素敵だったので、月曜まで待てずに買ってしまった。

第5セット13・14、白鳥沢のマッチポイント。体力も気力もギリギリのところで戦ってる。烏野のメンバーに比べて、白鳥沢の方が少し余裕があるように見えるけど、ここから先は気力の戦いなのかもしれない。なんか、インハイ予選青城戦の終盤みたいになってきたなあ。チームでやる競技って経験ないからよくわからないけど、1人でも集中を途切らせたら終わりになりそう。繋いで繋いで、『絶対獲るんだ』と全員1球しか見てない。ドキドキの展開。で、ページめくったら、こっちの方が強い!!と白布。
このコマ見ると、何回見直しても、白布に、おめえじゃねえよ!って突っ込んでしまう。強いのは自分じゃないとわかってることもわかってるんだけど、突っ込みたくなってしまう。
白布は嫌いだ。ハイキュー!!に出てくる登場人物で嫌いなキャラって今までいなかったけど、この人は嫌いだ。積極的に嫌いというより、なんとなく嫌だ。

第5セット、白鳥沢のマッチポイントをなんとかしのぐ緊迫のこの回で、鷲匠監督の過去がでてくるとは思わなかった。欲しがった男。
バレーボールは高さが重要って、日向と最初に会ったときに影山が言った言葉だけど、それはつまり高さに泣いてる選手がきっと沢山いるということなんだろう。(ハイキュー!!とは関係ないけど、「ちはやふる」っていうタイトルの、百人一首に打ち込む高校生の話を書いたマンガがある。最新刊に出てきた登場人物の一人が、バレーボールのセッターになりたくて強豪校に中学から入ったんだけど、背が低くて無理だからリベロを勧められたと、泣いてるところを、かるた部に拾われたというエピソードがあった。)鷲匠監督も泣いた選手の一人だったんだ。今、幾つなのか知らないけど、4・50年前の話かな。日本の男子バレーが強くて人気があった頃なのかもしれない。リベロもなかったんだろうな。

小さくても戦える手段が欲しいのか。そうではない。嫉ましく憧れる、でも小さい自分には絶対手に入れることができない、全てを打ち砕くシンプルな強さ。手に入れられないものだからこそ、余計に憧れる?
白布もそんな強さに魅せられてしまった1人なんだろう。
シンプルな絶対的強さって確かに魅力的だ。牛島の姿に日向もゾワッとする。
でもなあ、好きじゃない。強さそのものではなく、それに、魅せられて囚われてしまうのが好きじゃない。

翼がないから人は飛び方を探す、と烏養元監督は、小さな巨人を表現した。
日向も、この身体で、戦いたいと思った。てっぺんからの景色を、誰かの目を通して見るのではなく、自分の目で見たいと思った。できるとかできないとかじゃなくて、そうしたいと思っちゃったから、もうどうしようもない。

2度目のマッチポイント、さすがに重くなった空気を、烏養さんがとっぱらった。
まっすぐな言葉って結構引いちゃうんだけど、ハイキュー!!は別かも。大地さんの笑いと烏養(じいさんの方)さんの笑いじゃ、想いは違うと思うけど、ここは笑って上を向くしかないね。
主役は遅れて登場、って小憎らしげに言ったのは黒尾さんだったと思うけど、月島が戻ってきた。あと少しローテーション回せば日向も戻る。