ハイキュー!!単行本を読みかえして思った事

白鳥沢戦も佳境に入ってきた。考えてみれば白鳥沢は影山の第一志望だった。俺に尽くせないセッターはいらないと牛若には言われたし、自己主張の強すぎるセッターはいらないと監督にも評価されていたけど。

白鳥沢の監督は、高校3年間でできることなど限られてるから、個々の力をスパルタで伸ばすことに集中して、その足し算でチームを作るという信念のもと、県内から(県外もかも)選手を集めてくる。(とどっかの回で表現されてた。)で、ウシワカみたいな大エースは何年かに1度出て来ればラッキーだけど、まあその時々のエースを軸に、そのプレイを邪魔しないってのがスタイル。(と、やっぱどっかの回で、烏養さんが言ってた、と思う)でも、県内ではそれでOKでも、全国相手に頂点を極めるのは難しくて、ベスト8止まりらしい。ゲスブロックも、どこかの時点で通用しないんだろうなあと思う。

烏野は、白鳥沢みたいな戦い方ができないから、それこそ、烏養さんが言うように、ブロックをかいくぐるために、時間差、位置差などいろいろなバリエーションの攻撃方法を考えて練習する。
よくわからないのは、そういった練習と個々の能力を高める練習って、同時には成り立たないものなのかな。個々の能力が元から高い選手を集めてるなら、できそうな感じもするんだけど。そうしたら、全国ベスト8から一歩抜け出せそうな気がするんだけど。
だから、ウシワカ無き後の白鳥沢に影山がいたら、と想像してしまった。(烏野以外に影山が行ったら、そもそもハイキュー!!が成り立たないけど)


インハイ予選の青城戦でベンチに下げられた時に、メンタル面での影山の最も悪い面と、良い面が出ていたと思う。
目の前にセッターとして敵わない(と本人は思い込んでる)及川さんがいると、負けたくない気持ちと、セッターとしてのプライドの高さの悪い面が出て、焦るあまり、自分のチームのメンバーのことさえ見えなくなって、自滅してしまう。
でも、冷静でいるときの影山は、勝つために、成長するために必要とあれば、自分の苦手な(多分)相手の言うことでも、バレーボール的な理屈が通っていると判断すれば、受け入れて柔軟に自分のやり方を変えることができる。
ベンチに下がる前と後じゃ、まるで別人のよう。基本、冷静な強気さが影山の持ち味でもあると思うんだけど、なんで及川さん相手だとあんなになってしまうんだろう。
北一時代が、あんなんだったのも及川さんの影響がなんらかあったのかな(何かの形で謎を解いてほしいんだけど)全く想像できない。とりあえず指導者は無能だったと思うけど。


白鳥沢戦が面白くて、なんとなく1巻から読み直してみたんだけど、(まだ5巻までいってないけど)青城との練習試合のセッターに指名された影山が、菅原さんに、負けません、っていうシーンとか、合宿所で、菅原さんが、3年の菅原さんと影山のどちらをスターティングにするか若干迷いのあった烏養さんに、勝つための選択は迷うべきではないと後押ししたシーン(でも、出ることは諦めないと言った)を読んで、菅原さんってなんてよくできた先輩なんだろうと改めて思ってしまった。ハイキュー!!に出てくる先輩たちって、みんなそれぞれ良い先輩なんだけど(他校も含めて)。
それでも、青城は問題外として、影山は、ここにきてやっぱよかったんだろうなあ。

182話で、自滅しそうになった五色くんが、牛島の一言で立ち直ったそのすぐ後に、白布さんが五色にトスを上げた。五色はそれを打ち切って、すっかり自分を取り戻したみたいだけど、五色がスパイクを決めた後、白布さんがホッとしていたのが印象的だった。やっぱりセッターって、スパイカーのメンタル面のフォローも仕事のうちなんだ。成田さんへのトスを修正するって影山は言ったし、まだスパイク気持ちよく成田さん決めてないし、今度こそキレイに速攻決めることができるかな?マッチポイントではあるけど。最新話読みながら、1巻から読み返すのって、結構新たな読み方ができたりして、面白い。