イスラエルによるパレスチナ人の自宅破壊 テロとの戦い?

報道によると、14日土曜日、イスラエル軍は、ヨルダン川西岸地区で、パレスチナ人の4軒の家を破壊した。家の住人を家の外に全員出してから、爆破して破壊。

イスラエルの裁判所による許可のもと、破壊したという。

破壊の理由は、その家が、イスラエル人殺害事件の犯人の家族の家だったから。

自爆テロ犯の家の破壊といういう手段は、2000年の第2次インティファーダの時に広く使われたそうだけど、それによるテロの抑止効果はほとんどなく、敵意を煽るだけだとして2005年から中断されていた。(もっともだと思う。)
それが、去年、懲罰手段として復活したのだという。

イスラエル側の理屈は、テロリストは自身の死を恐れない、だから彼らの家族の家が自分の死後破壊されるかもという恐れが、抑止力になるのだという。

他人の行為で、別人が罰せられるということは法への侮辱だと、イスラエルの権利団体も非難している。

絵に描いたような”報復の連鎖”だ。自分は死を覚悟しても、高齢の両親が住み馴れた家が破壊されるかもしれないと思えば、全く抑止にならないということはできないかもしれない。けど、そんな家の爆破を目撃したら、人々の間に、抑止力効果を上回るような報復感情が掻き立てられるのは当然だろうとも思う。映像なんかあっという間にネットで拡散する今は、誰もが目撃者になりうるのだし。

実際のところ、いとこの家が破壊された後、自動車でイスラエル人の集団に突っ込み、そのあと包丁で人々を襲ったパレスチナ人の男性は、今度は自分の家が破壊されることになったという。

”Law & Order”なんていうテレビドラマシリーズが20シーズンもつづくアメリカで、なんでイスラエルのこんな、普通に考えれば法も秩序もあったもんじゃないっていう行動を非難しないんだろう。