これも自己責任になるんだろうか?年金の運用損、ジャンク債購入?まじですか?

今日の東京新聞、「こちら特報部」は、「年金 やはり 大幅運用損か」「高リスク ジャンク債も」なんて不穏な見出しで、年金の株式運用について特集していた。


昔証券会社で働いていた頃、まだ場立ちもいて、年配の社員の中には株屋さんの匂いが残ってる人もいた。今とは多分投資の流儀が大分違うと思うけど、その頃は毎日会社にギャンブルをしに行ってるようなものだったような気がする、今から振り返ると。
当時は、まだ基本1000株単位で、株を買うと言ってもある程度まとまった金額がないと気軽に買うこともできなかったし、損するのが嫌だという、絶対株式投資に向いてない性分なので、自分で株を買うこともなかったけど。

で、その頃、株を買うなら遊び金で買え、と言われたことは覚えてる。生活がかかってるような金で、株を買ってはいけない、ということだ。負けた時に大変なことになるのはそうなんだけど、冷静な判断ができなくなる可能性が高くなるからなんだろうと思う。


中国の株式市場が暴落した時、老後資金や虎の子資金をつぎ込んでた、中国の一般市民たちが、不安を浮かべた表情でいる様子がニュースで流されてた。中には、インタビュアーに怒りをぶちまけてた人もいた。でもなあ、株なんて上がる時も下がる時もあるし、自分のお金を自分の判断で投資したんだから、それこそ自己責任だしなあ、仮に結構官製相場っぽいとこがあったにしても、と思いながらニュースを見ていたんだけど、その時は。

 

東京新聞の記事に戻ると、
「安全性の高い国債を減らし、リスクの高い株式の比重を増やしてきた年金積立金運用独立行政法人(GPIF)。その7−9月期の運用成績は世界的な株安が響き、民間の試算によると、10兆円近くのマイナスになったもようだ。・・・しかも驚くなかれ、海外の低格付け(ジャンク)債の投資にも手を出そうとしている。アベノミクスはギャンブルか。・・」
普通に驚くし。

 

低格付け債への投資について、東京新聞の取材に、担当者は、「安全性を調査し、収益が出ると判断すれば買うということ。全体の割合からすれば小さい額だ」と答えたという。とりあえずプロの格付け会社が、安全性が低いと評価したからジャンクと言われてるんじゃないの?
で、当然損失が膨らむことも考えられるんだけど、それについて聞かれると、『「保険料をあげて対応することも考えられる」と答えたのだ』そうだ。
『塩崎厚労相は、昨年11月の記者会見で「運用の責任は当然のことながら厚生労働大臣が負うことになっている」と発言しているが』と記事は続ける。

責任負うって、どうやって負うんだ?
”塩崎”個人が負うわけではなく、厚生労働大臣が負うんだけど、具体的にはどうするんだろう。辞めんの?それで済むと思ってんの?
結局給付が減る、保険料が上がるとなれば、全然知らないとこで実質責任を取らされるのは、保険料納めてる国民になると思うんだけど。これは、株式投資などリスクのある投資につきものの自己責任ってことになるんだろうか。
株式運用の比率を上げると、昨年決められた時も、別に選挙で意思表示できたわけでもなく、事前に国民への丁寧な説明がされたわけでもなく、なんの意思表示も出来ないまま、決定しました。
安保法制の時と同じように、選挙の時に選挙公約のどっか片隅に載ってたのかな、どっちにしろ支持してないけど。