ホロコースト発言の記事を読んで

ホロコーストを、ヒトラーにそそのかしたのは、パレスチナイスラム教の聖職者だった、とネタニヤフ首相が発言した件で、世界中から非難を浴びてると、報道されていた。

『ロイター通信などによると、ネタニヤフ首相は20日、エルサレムでのユダヤ人が集まる会議で、エルサレムイスラム教指導者が1941年にヒトラーに虐殺を進めたと主張、「ヒトラーユダヤ人を追い出したかっただけで(この指導者と会うまで)虐殺は考えていなかった」と述べた。』(東京新聞

この発言には、国内からもドイツからもとにかくあっちこっちから、歴史の事実を完璧に誤ってると非難の声が上がった。

このイスラム教指導者は、ヒトラーに、イギリスがユダヤ人にパレスチナでの居住地の建設支援を約束したバルフォア宣言のような、ドイツ版アラブ人向けバルフォア宣言を望んだのだという解説もあった。
イギリスからの独立運動を戦ったインド人が大日本帝國の手を借りたように、パレスチナの利益を守るためにドイツを利用したかった、ってことなんでしょうか。


ネタニヤフさんがこういう発言をするのは、パレスチナ人イスラエルに対する敵意と暴力は、イスラエルの占領と、国際的非難を浴びてもやめない入植の拡大という現在の政治的状況のためではなく、ユダヤ人嫌いは、パレスチナ人の生来の傾向で、古代アラブのユダヤ嫌いによるものだということを、暗に主張したいためらしい。そりゃそうだよね、その方が気も楽だよね。

こいういうのも歴史修正主義者って言うんだろうか。

 

安保法が成立して、当然のように報道の扱いも少なくなってきてる。ただ扱いが少なくなってるってだけで、反対のデモをしていた人たちが何処かに消えてしまったわけでないし、この成立をひっくり返すのを諦めてしまってるというわけではないということはわかってるけど(多分)、なんだか、まるで学校の定期テストが終わった後のような雰囲気かなあと、と感じてる。

安保法の審議について、審議は十分に尽くされたと心の底から信じきってる人って、多分そんなにはいないと思う。
テストで悪い点を取ったときこそ、ちゃんと見直して理解して、同じ間違いをしないようにしなさい、と子供には毎度言ってる。
テストのためにほぼ一夜漬け的勉強をしてるときは、テスト終わったら、ゆっくりちゃんとやり直そうと思うんだけど、結局やらなかった。

集団的自衛権の日本独自解釈的行使容認にしても、自衛隊の役割についても、日本を守ることについても、憲法改正についても、本当なら、締め切りのない今こそ考える時間があって、考えなきゃいけないんだろうと思う。

ネタニヤフ首相の発言についてはなんでこんなこと言うんだろうと思うし、去年のガザの空爆や、ここのところ頻発してるパレスチナ人による襲撃事件にしても、死者の数のあまりの非対称性について、なんでイスラエルはこんなに強硬なんだろうと、単純に思ってしまうんだけど、そのずっと底の方には、自分の国は自分たちでしか守れない、っていう硬い意識があるような気がして、それはすごいと思う。

 

結局今日もまとまりのない内容になってしまったけど。