一億総活躍担当大臣、、、

朝刊に載ってた安倍首相の記者会見要旨を読んでみた。

安倍改造内閣には、3つの大きな目標、国内総生産600兆円、出生率1、8、介護離職ゼロ、があるという。そのため、この内閣は経済最優先でいく。

この改造内閣は、「未来に挑戦する内閣」であり、その目指す未来は「一億総活躍」という「輝かしい未来」。
しかし国内の経済が良ければそれでOKというわけではない。「外交、安保面でも世界の平和と安定に貢献する。」
そして日本という国の未来を自分たち自身の手で作るために「時代が求める憲法の姿、国の形について国民的な議論を深めたい」そうだ。

 

一億総活躍大臣って、冗談なのかと思っていたら本当に作ってしまって、権力者ってすごいなあと妙なところで感心してしまった。
世論調査などによれば、多くの国民があまりよくわからないから、もっと時間をかけた議論が必要だと思ってた安保関連法が参院の委員会で可決された直後、佐藤正久議員(ヒゲの隊長ですね)がインタビューで、「国民の命と幸せな暮らしを守るために絶対必要な法案」と、首相や中谷防衛相からお念仏のように聞かされた言葉を、同じように繰り返していた。「幸せな暮らし」って聞くたびにイラっときてたんだけど、いやいや、この人たちにはこの人たちなりに、国民の「幸せな暮らし」の形を、頭の中に描いているんだろう、と思うことにした。

で、それは一体どんなものなんだろうと思ってたら、一億総活躍大臣ときた。
国民みんながそれぞれに活躍する(”できる”んじゃなくて”する”)輝かしい日本の未来。
1億総ナントカって今までもよく使われてきたフレーズだし、そのあとに続くのが火の玉でも懺悔でも白痴でもない、”活躍”って多分肯定的ニュアンスの言葉なんだけど、なんで薄気味悪く感じてしまうんだろう。
ナチスの手口に学べって言った大臣が留任したからというわけではないけど、このフレーズ聞いてふっと思い浮かんだのが、ピカピカのお肌のほおを紅潮させたヒトラーユーゲントの輝く笑顔。

 

『首相は4月の訪米時、講演で自ら「私の外交・安全保障政策は、アベノミクスと表裏一体」と表明。その意味を「経済を成長させ国内総生産を増やす。それは財政基盤を強くし、防衛費を増やすこともできる。強い経済は安全保障政策の立て直しに不可欠だ」と説明している。』(東京新聞2015・10・8朝刊より)

TPP合意して、高い高い壁を作った。その中で、経済・経済・経済と発展を追求して、作ったお金で、軍事力拡大競争に参加する。
中東やアフガニスタンの報道を読んでると、終わりが見えない戦争の時代って感じさえしてしまうんだけど。
10年くらいして、今中学生の自分の子供が大人になった時、「あの時の政権が安倍政権じゃなかったら、、、」って思うことがないようにと、思ってしまった。