ハイキュー!! 第174話 0,数秒の戦い  感想

関係ないよ。って白布さんが言ったのは、乱れたレシーブからウシワカへのトスを上げ、ウシワカが決めた時。(この試合でのシーンではないけど。)

どんなに策を練ったって、努力したって、関係無い。うちのエースは力づくで点を奪っていくことができるんだから。関係無い、ってムカつくほどに強者の言葉。

そして、烏野でこの言葉を使えるのは、やっぱこの人。
ヘバったって、美しいフォームが乱れてしまったって、関係ないよ。
月島兄のソワソワ感、よくわかる。ギリギリ追い込まれてなお強気ってのが、セッター影山の魅力。
ギリギリ強気。
でもリスクもとるけど、リターンもしっかり狙う。烏養元監督が言うように、攻撃の手は緩めない、とアピールすることで厄介なMBをけん制する。今、日向にあげるのはきついけどこうしてけん制かけとけば、他にあげるのが楽になる。強気なセットアップは今の影山の状態じゃリスクもあるけど、ちゃんとリターンも計算して(多分)、ただ無謀に突っ込んでいくだけじゃないとこが、セッター影山の真骨頂だと思います。
実は単に負けん気が強いだけなのかもしれないけど。

 

それにしても初っ端の日向の言葉、誰のせいでばて山になったと思ってんだ?
それでも今回の主役は日向と烏養元監督なんだろうな。東京合宿の後、行き詰まり状態をなんとかしたい日向に、「バレーはボールを持てない球技、球に触れられるのはわずか0、数秒  その一瞬を操れ 球が身体の一部であるかの様に だ」と烏養元監督が言った。元監督の教え通り、助走ブロックも、今回の反応も、身体が小さい分を他のすべてで補ってる。爺さんのドヤ顔も納得だね。

 

田中さんへのトスはちゃんとストレートが打ち抜けるトスだった。
ジャンプサーブを警戒して後ろに下がり気味の相手の形を見て、前へ落とすサーブを打つあたり(自分の体力も計算に入ってたのかもしれないけど)、へばっていても冷静な判断がちゃんとできるんだから、影山はやっぱりグイグイと力で押してくだけのバカ強気なだけの選手じゃないってことだと思うんだけど。

 

最終セット、スターティングは菅原さん?。影山君は、ベンチに座ってゼリーを飲んでる。さすがに少し休まないとベストパフォーマンスができないと自分でもわかってるんだろうけど、それでも不満げな怖い顔で飲むゼリーを一気に吸い込んでる姿が、なんかおかしくて笑ってしまう。ヘバってません、とか今回はウソ言わなかったんだね、きっと。
ラスト繋いでラッキーなセットポイントを取った日向にも、ナイスな顔とは程遠いものすごく悔しそうな顔で答えてたのも笑える。そんなに嫌なら、ナイスカバー、とか言わなくたっていいのに(まあ日向がしつこく催促してたけど)、それでも一応口に出して言うところが、妙に律儀で、まっすぐな反応の日向とはまた違う可愛さがあるんだよね、多分。

最終セットは15点マッチだから、序盤で離されたらかなりきつくなると思う。(昨日の日本男子のイラン戦も、途中まではサイドアウトの取り合いでついていったんだけど、後半切れてしまった)
1セット目から4セット目まで、ずっと外から冷静に白鳥沢を観察してきた菅原さんだけど、ゲスモンスターはいるし、もう一人のMBはリードもコミットも臨機応変に選択して飛んでくる優秀な(多分)ブロッカーみたいだし、どういう風にさばくんだろう。それはそれで楽しみ。でも、最後はやっぱ、影山戻してください。日向・影山で、ウシワカを破るとこが見たいです。

関係ないけど、今回のカラー表紙のレオンさん、バレーボール男子ベネズエラのエースの人(日本が1セット目と2セット目、止められなかった人)に似てる。