ハイキュー!! 第173話 断崖絶壁  感想

及川さんと岩泉さんみたいな相棒に、いつか日向と影山もなれるかな、と思ってたんだけど。

そっか、影山にとって一番厄介なのは日向の扱いなんだ。確かに自由奔放に動き回る日向に合わせてトスを上げるっていうのは、影山があまりに平然とやってるからスルーしてみてたけど、実はものすごい神経を使うプレイなんですね。どんな敵ブロッカーよりも厄介な相手、と、息を吐き出しながらのモノローグ。やっぱり体力的にはギリギリのとこで戦ってるって感じがよくわかるけど、一息吐いたのは、気合いの入れ直しってことで、次週に期待します。それにしても、同じチームに最も厄介な相手がいるって、最高だね、影山くんにとっては。
どんなチームに入っても、及川さんは自分よりそのチームを活かすと影山は言ってたけど、日向に使う神経を、その分他の選手に向けることができたら、影山だって十分どんなチームでも選手を活かすことができると思う。独裁の王様は卒業したしね。

 

ワールドカップバレーボール男子、全日本は、事前に新聞で、1勝できればいいんじゃない?みたいな記事を読んでたから、そんなものなのかなぁと思いながら見始めた。女子に比べて男子はここのとこずっと弱い、世界標準のバレーに完全に置いてかれてるというような内容の記事をネットでよく見かけたから、やっぱりそれも、そんなものなのかなぁ、と思っていた。
つまり、あまり期待しないで見始めたということです。が、今のとこアメリカ・イタリアに2敗で、エジプト、オーストラリア、カナダに勝っている。

カナダ戦で、解説の川合さんが深津選手のトスをほめていた。トスがサイドにちゃんと伸びているから、ストレートを打ち抜けるし、きちんと高さも保ってる。逆に言うと、セッターが疲れてくると、球が伸びないからなかなかストレートを打ちきれなくなるのだという。そういえば、女子の試合の時も、同じようなことを言ってた気がする。
スロー再生してもらわないとよくわからないくらい、なんたってスパイクもサーブもスピードがすごく速いから、セットアップした球が伸びてるとか勢いが止まってるとか言われても、全くわからないんだけど、派手なスパイクの決定率に、トスの質が影響してるらしいというのはわかった。スパイクが止められた時とかに、時々川合さんが、今のはトスが悪かったと言う。素人目にはどれも同じように見えるけど、ブロックを打ち抜けるドンピシャなトスと、もうちょいなんだけどなっていうブロックに捕まってしまうトスっていうのがあるっていうのもわかった。青城戦ラストの日向の3枚ブロック抜きのスパイクも、影山の上げた球の位置が少しでもずれてたりしたら、ブロックに捕まったのかな、とか思いながら、実際の試合見て解説聞くと楽しい。

菅原さんが、セッターは一番頑丈じゃなくちゃいけない、って町内会チームとの練習試合で言った時、精神的なことなんだろうと思ってたけど、体力的な頑丈さの事も言ってたのかもしれないと、改めて感じた。


カナダ戦は、バレー歴6年だか7年の204cmの大学生、山内が速攻とかバンバン決めてたのが印象的だった。初戦は石川、オーストラリア戦では柳田が、それぞれ印象に残る活躍をしてきて、ここで山内。ネクスト4とか、どうなんでしょうねえ、そのネーミングと売り出し方、とか思ってたけど、ここまでのところバッチリ活躍してきてるから、若さの勢いでこのまま突っ走っていってほしいなあと期待してます。
相手ブロックが3枚揃うことがあまりなかったということは、トス回しがうまくいってるということなのかな?イタリア戦の放送の中でセッター深津の、今までは速さが大事だと思ってたけど、それよりもスパイカーがコースを打ち分けられるようなトス、スパイカーに余裕を与えられるようなトスが大事だと思うようになった、という言葉が紹介されていた。まるで影山くんの成長物語みたいな言葉。

イタリア戦、第3セットで、相手のものすごいサーブが何本か決まった瞬間の、日本側のコート内(会場も)の凍りついたような空気感が、画面を通しても伝わってきた。ウシワカのスパイクが決まって、流れとかなんなんだろうって雰囲気になったシーンがあったなあと思ったら、なんだか完全にハイキュー!!とシンクロして観てる自分がおかしかった。


烏野・白鳥沢戦は、第4セット、マッチポイントとセットポイントの繰り返し。白鳥沢マッチポイントでウシワカのサーブが続くって、確かに初めてじゃないな、こんなシーン。でも、あの時もあげたし、今回もあげる。大地さんの一言「・・・上げるぞ」は試合のかかった1本だから、当然他の1本とは違う重い1本で、力も緊張のかかり方も桁違いの1本への言葉なんだけど、こんな場面は初めてじゃないっていう自信(とは違うかもしれないけど)からか、嫌な感じの気負いがなく、他のメンバーもそれは共有してる感じで、強いとこと当たって経験を積んでいくってのは、こういう場面場面に生きてくるんだなあと、感慨深く思いました。

多分疲れてる影山くんが、日向ばりのブロック飛んだとこは、この試合かなりブロック描写に力入れてるなあって感じでかっこよかった。月島の余計な一言ってすごく好きなんだけど、上に飛びなよ上に、は一応励まし兼アドバイスなのかな。

不遇な時代に入ってきたからこその土台としての強さが座ってる烏野3年。もみあげのオヤジも、実はその不遇の時代をともにもどかしく感じながら耐えてきたんだね。(なんで烏野ファンなのかは謎のオヤジだけど)。オヤジの声は確実に大地さんと旭さん(コマ外だけど、多分菅原さんも)に、気合い入れ直したと思う。

で、今回もあと2点。遠いなあ。