良くも悪くもネットって軽く見てはいけないんだと思いました

2020年東京オリンピックのエンブレムの使用中止が発表された。新しいエンブレムを公募するそうだ。
佐野氏デザインのエンブレムの採用が発表されたのが、7月24日。最初にベルギーリエージュ劇場のロゴと似ていると指摘されたのがいつなのか、正確な日付はわからないけど、7月28日にはツイッター上で、酷似してるという指摘が上がってるみたいだ。

ベルギーの劇場のロゴが出た段階では、似てはいるけど元々単純なロゴだし、偶然の一致かも、と思ってたけど、その後次から次へといろいろな盗用(佐野氏はトレースという単語も使ってたけど)疑惑が出てくると、合わせ技一本で、黒!って思うようになった。

それにしてもネットの人たちはすごいなあと思う一方、疑惑発覚から1ヶ月、大会組織委員会は、何をしてたんだろうと思う。
8月28日には、佐野氏の原案が示されたけど、その原案がベルギーのものとは似てないことを知っていたから、盗用はあり得ないということで、自信があったのかもしれないけど、原案やプレゼン資料を発表する前に精査しなかったのかな。それらが発表されてすぐ、さらなる盗用疑惑が指摘されたってことは、ちょっとネットで精査すれば、発表前に自分たちで見つけられたんじゃないのかと思うんだけど。

ネット社会になる前なら、ベルギーの疑惑程度だったら、ほっといても、人の噂も75日になったのかもしれないけど、ネット以後はそうはいかない。”人の噂”の”人”の範囲が、ネット以前と以後じゃ全然違うし、噂話の中身自体も徐々に消えてくなんて優しい結末より、勝つか負けるかみたいなシビアな結末を迎えることが多いような気がする。

まさかこんな大事になるなんて、って感じなんだろうけど、多分、疑惑の指摘がネット発ってことを軽く見た初期対応の誤り、ってやつになるのかな。

で、国際的にも(多分)日本の恥をさらした結果になってしまったこの事態に、誰が責任を取るのかってのは、今のとこ明らかにはされてないらしい。

最近あまり聞かなくなったけど(”国益”で安保関連法案通すわけにいかないから、”国民の幸せな生活”を多用するんですかね)、ひと頃良く使われた、国益っていう単語。
今回の一連の出来事は、まさに国益を損なう出来事だったと思うんだけど。もしそうなら、誰か責任を取るべきなんだろうと思います。