ハイキュー!! 第170話 アイデンティティ 感想

棍棒と身体ひとつで正統派ヒーローに立ち向かう日向の選択肢は「進む」「逃げる」はなくて、三つとも「たたかう」だけ。のわりに、腰が若干ひけてるけど。同じウシワカに対するにしても、月島と日向じゃ、全然違うのが面白い。

高さ勝負でブロックポイントを挙げた日向。まぐれじゃねえなら、試合が変わるぞ、と、すっかり仲良くなったらしいギャラリー仲間のツンデレおじさんが期待を込めてコートを見下ろした。一人二人と、応援団も増えてきたね。
次のブロックはタッチネットしちゃったけど、高さ勝負のブロックは、まぐれじゃない。


バレーボールは高さが大事。
「上手くサボるなら何の文句もねえよ」と、烏養前監督は言った。
上手かどうかはわからないけど、サボりといえば青城の国見。がむしゃらなのと真剣なのは違うと、効率的に力配分をして戦う。影山くんにはどうしても理解できなかったみたいだけど。
でも高さのない日向が、スパイカーとして戦いたいなら、選択肢はない。最初から最後まで、がむしゃらに動いて飛んで戦うしかない。
でもそんな日向だからこそ、サイドで支えてくれるのは、田中・影山だけじゃないはずですよね?。影山くんサーブしてたし。

 

見てるだけで疲れる、と相手MBからも言われるほど動く日向。
そんな日向を、ヘバってんじゃねえぞ!!って喝を入れながら、それでも囮として存分に使いまくる影山。情け容赦ないなあとも思うけど、バレーボールに関しては、「手を抜くことなんかこれぽっちもかんがえてない」二人だから、こういう形の戦いしかないんだろうなとも思う。


形は全然違うけど二人のミドルブロッカーが武器になりつつあって、すっごく地味だけど大地さんもウシワカのサーブには対応しつつある。
田中さんも地味に決めてて、特に今回のラストは、冴子さんも絶叫ものでしょう。
あとは、本当に、面倒な理屈の全くない世界で戦う日向と影山くんを見たい、それだけですね。

 

昨日のワールドカップバレー女子、ロシア対日本の試合は、バレーボール興味ないから、世界陸上か24時間テレビが観たいと言っていた子供も、途中からしっかり観ていたほど、ラリーの応酬のあるいい試合だったと思う。
試合終了後、涙をこらえてるかのような木村沙織選手の顔を見たとき、いい試合だったと、テレビに語りかけてしまった。
ですぐ、インターハイ予選の青城戦の後、『負けたときにさ、「いい試合だったよ」って言われんのが嫌いだったよ。「でもまけたじゃん」ってさ。』
といった、滝ノ上電気店の言葉を思い出してしまった。でも、見てる方は言ってしまうんですね。