脅威をやっぱり実感できない

 

2015年の防衛白書を政府が了承したというニュース。
いくつかポイントがあるみたいで、読売新聞のウェブ版によると、
中国については『高圧的とも言える対応を継続させ、自らの一方的な主張を妥協なく実現しようとする姿勢を示している。不足の事態を招きかねない危険な行為もみられる』
北朝鮮については、核弾頭搭載弾道ミサイルが日本を射程に入れるリスク
イスラム国はリスクが増大
ポイントを読むと、まさに日本を取り巻く安全保障環境が悪化している。

この防衛白書については、7月7日、事前了承を得るための自民党国防部会で、中国による東シナ海でのガス田開発をめぐるプラットフォーム建設や、南シナ海での岩礁埋め立てなど、中国についての記述が『甘い』として、了承が見送られていた。了承見送り自体、異例だという。
で1週間以上開けて16日、中国が東シナ海でガス田開発のための新たな施設を建設していることや、『一方的な開発を進めていることに対して繰り返し抗議をすると同時に、作業の中止を求めている』という記述を追加すると いうことで了承された、という。

海の日の昨日は、海上保安庁の洋上訓練を視察した安倍首相が、「離島、領海を巡る環境はかつてないほど厳しくなっている」と訓示する様子をニュースで見た。

安全保障関連法案の質疑でも、日本を取り巻く安全保障環の著しい変化が、集団的自衛権の行使の必要性の根拠にあげられる。

これだけ畳み掛けられたら、やっぱ切れ目のない対応って必要だよね、って思わなきゃいけないような気にはなるけど、なれないのは何故なんだろう。平和ボケだからだよ、バーカ、って自分で突っ込んでるから腹立たないけど、ボケてるからなのか?
新幹線の焼身自殺の方が、脅威だった、本気で怖いと思った。

平和ボケってのもあるかもしれないけど、多分、海を挟んで多少の小競り合いはあるかもしれないけど、中国が日本のシーレーンとかいうのを封鎖する理由とか、本気で日本とやりあいたい理由とかがわからないからだと思う。
中国側の切実な理由とかを、わかりやすく、リアリティを持って説明してくれれば、もう少し、中国の脅威を実感できるかもしれない。

シリアでは日本人の犠牲も出てるし、イスラム国の脅威はグローバルってのも、わからないわけではないけど、やっぱり地球儀とかで日本を見ると、ザ・極東って感じがして、実感がわかない。

月曜日、シリアとの国境近くのトルコの街で、自爆による爆発で少なくとも30人が殺され100人以上が負傷したという。

イギリスでは、政府が、やっぱりシリア国内での空爆にイギリスも参加したいと、(アサド政権が化学兵器を使用してるから空爆しようっていうのは以前に議会で拒否されてたみたいだけど)言ってるらしい。チュニジアのテロで自国民が何十人も犠牲になったてのは、ショックだったみたいだ。

実際に犠牲者が出ると、政府も国民も、なんらかの反応が出てくるのは当然なんだろうと思う。
日本国内で大規模なテロが起きたら、どんな反応が起こるか(安部政権の時に起きたとしたら、政府の反応は普通の国民でも、すっごくよく想像できる)、それでも、安倍政権反対、戦争反対って言い続けられるかどうか。当然できるよ、と言い切ることができるほどの自信がないのが、怖い。

でも、今は日本は、平和憲法と言われる憲法を持って、ボケ、とか、一国平和主義、とか一部罵倒されながらも、海外での武力行使ってことに対するアレルギー反応がちゃんとある(と思う)。

安倍首相は、集団的自衛権を説明するのに、個人の喧嘩にたとえて批判されてたけど、喧嘩でも、無関係に冷静に外から見ることのできる人って、結構大切なんだろうと思う。
とりあえず、可能なら、距離をおいて見ることができる立ち位置は大事にしたほうが、いいと思うんだけど。