地球の裏側だけど、テロにはそんなこと関係ないって

オバマ政権が、イスラム国が攻勢を強めるイラクへ、最大450人の増派を決めたと朝刊に載ってた。
先月バグダッドにも近いラマディという要所の街をイスラム国に征圧されたのが、ショックだったらしい。
と言っても、実際の戦闘に参加するのではなく、イラク軍のトレーニングや、後方支援にあたる目的だという。

イラクの正規軍はどうも頼り甲斐がないらしく、スンニ派の部族から民兵を募集してトレーニングに当たってる。多数派のシーア派が握ってるイラク軍に対してスンニ派の不信というのは根深いみたいで、イラク軍とスンニ派民兵を一体化させるのがまず第一の任務だという。
報道によると、スンニ派住民の間にはシーア派民兵シーア派が多数を占める政府軍への反発が強く、イスラム国はそうした状況を利用してる、とある。イスラム国のような残虐なこともする組織への反発よりシーア派への反発の方が強いってことなんだろうか。
イスラム国に勝つために、スンニ派部族の兵士をトレーイングして、武器も供給して、政府軍の指揮下ということなんだろうけど、部族の兵士は確実に力をつけるということで、いつかイスラム国がいなくなったとして、今度は宗派間の紛争が起きるってことはないんだろうか。

地上戦に部隊を派遣することに対するオバマ大統領の抵抗から、結果的に戦力の逐次投入という形になってしまっているみたいで、それに対するアメリカ国内の批判も強いらしい。

イラク軍の訓練についても、基地の中での訓練だけでは限界があり、戦場という現場での実地訓練(つまり戦闘に参加するってこと?)でないと、真に有効な訓練にはならないという。
基地にこもっていたとしても、自動車爆弾による自爆攻撃もあって、安全が完全に確保されてるわけじゃないし。

オバマ大統領が、一旦は撤退したアメリカ軍部隊を、地上戦に派遣したくないというのは、記事を読んでると伝わってくる。
でも、イスラム国への外国人兵士の流入は止まらない勢いだとも報道にあった。

戦力の逐次投入という表現は、太平洋戦争中の日本軍について書いてある本を読むとよく出てくる。失敗の例の時に。
アメリカがベトナム戦争の泥沼にはまっていった頃って、リアルタイムでは知らないけど、今みたいな感じと、似たような感じだったのかな?
2001年から続いているテロとの戦いってことになるんだろうけど、地理的に言えば、アメリカのほぼ裏側にあるような地域なのに。