核の傘って、あまり考えたことがなかったんだけど、、

去年の夏、イスラエルがガザを攻撃してた頃、室内にシェルターを備えるイスラエルの普通の家庭と、ただ砲撃を受けて破壊されてくガザの普通の子供の様子が対比されてた記事を読んだ記憶がある。

死んでいく側の人間にとっては、一人中の一人だろうと、数千人中の一人だろうと、変わらないのだと思うけど、それでも、イスラエル側とガザの側の、桁の違う犠牲者数には、なんといっていいのかわからないけど、どうしたってガザの側に心がいってしまう。

今朝の新聞に、東海第2原発の避難計画についての記事が載っていた。福島第1原発の事故後、原発から30キロ圏の自治体には、広域避難計画づくりが義務付けられたそうだけど、この圏内では、国 内の原発30キロ圏内で最大数の96万人が暮らしているという。3月に茨城県がまとめた計画では96万人中52万人の受け入れ先が未定。そもそも圏外に逃げるということ自体に可能なのかと、疑う声が強いという。
最初から「避難は無理に決まっている。家にこもっていた方がまだいい。」という自治体の首長もいるそうだ。

記事の冒頭には、「原発が爆発したら障害者と高齢者は取り残される」という福島県相馬市福祉関係者の言葉が載っていた。
東海第2原発から3キロの場所にある障害者福祉施設では、避難計画を作ったものの、現実に実行は不可能と判断し、『今年3月、国の補助で施設を改修、窓ガラスを二重にし、放射性物質を除去して換気できる設備を一基2億円かけて導入した。1週間分の食料や水、百人分の防護服なども購入。』したという。
記事には、その換気設備のついた施設の写真が載っていた。

朝刊トップは、「NPT会議 決裂」の見出しで、中東の非核化の問題で合意できず、最終文書を採択できないまま閉幕したという記事。

普通の家に空爆用のシェルターがあって、障害者施設に放射性物質換気用の2億円の換気設備がある。世界中の普通の人たちが核戦争を本気で恐れていたという1950年代から60年代にかけてのSF小説に出てきそうな光景が、現実にあるってことが、なんかおかしい。