ハイキュー!! 157話 理性と力 感想

前回は、セッター魂に火をつけられた影山が、ゲスモンスターに、正攻法の美しいフォームで対するという回で、久々美しい影山くんを見ることができてちょっと嬉しかった。

今回序盤は、天童自身に「思わず見とれちゃうような読ませないセッターは今までも何人か見たけどさ」と言われる美しいフォームで、そのまま押し続ける影山だけど、さすがにゲスモンスターと言われるだけあって、逆にフェイクをかけられ、天童にワンタッチを取られる。(影山くんにもさらなる進化が必要ってことで、それは読者的にはさらなる期待につながるんだけど)

そこへ、さらに「庶民を黙らす」ようなパワー炸裂のウシワカのスパイクが決まる。
会場中どころか、烏野ベンチや、烏養さんもシーンとなってしまう。
黙り込む烏養さんに、武田先生が語りかける。バレーボールの攻撃とブロックの進化は、理性で開拓してきたんだと。ちゃんと自宅学習してきてるんだ。
心が折れそうな時にタイミングよく冷静に、語りかけるとは、さすが学校の先生。ポエミーな言葉以外も、語れるんだね。

ここで、お兄ちゃんに、うちの弟は嫌になるくらい冷静なんですと評されて以来、試合を無表情に冷静に見つめる様子がポツポツとでてきてた月島登場。
普通の方だね、(日向に比べて)と、天童さんに煽れてむかっとする月島だけど、一人時間差を冷静に止めて『うちの野生児は騙せても 僕には通じないんでよろしくどうぞ」っていうとこは笑ってしまった。
ちょっと上から目線でそんなこと言われたら、天童さんじゃなくても「烏野の1年 腹立つ奴ばっかだと思ってたら お前ダントツ!!」って、なりますよね。

なんたって、月島くんは、相手を出し抜いた時生き生きするなあと評される、性格の悪さにかけては「月島以上かも」と言われるのはハイキュー界では、及川さんだけという、誰もが認めるひねくれだから。
でも天童さん、他の1年の事もそんな風に思ってたんですね。

月島の「うちの」って言葉にも、なんだかんだあったけど、こんな言葉が出るくらい、いつの間にかチームになっていたんだね、とちょっと感慨。

それにしても、会場中を黙らせるような白鳥沢の王者っぽさに、烏野1年メンバーは全く飲まれてないように見えるのは、すごい。(山口くんは普通だけど)
影山日向は、ただ目の前の敵を倒すのみって、闘争心と集中力で、月島は、冷静さと理性で。

再度ブロック吹き飛ばされても、黙って表情を変えずにウシワカの背中を見つめる月島は、まさに理性対パワーの今後の展開を乞うご期待、って感じ。
月島くんがバレーボールにハマる瞬間はいつ来るんだろう。