ハイキュー!! 67話 『笑顔』感想

多分バレーボールに関しては一瞬たりとも手を抜くことができず、常にがむしゃらで、チームメイトにも同じように求める影山と、常に冷静で効率的合理的な国見では、真逆とも言えるタイプだから、中学の3年間は衝突が絶えなかったんだろうなあと想像出来る。

国見は影山のことを、頭で理解できるだろうけど(理解しても受け入れることができるかは別)、影山は国見のことも国見のいうことも、3年間理解できないままだったんだろう。

試合中必死になってボールを追う国見や、普通に仲間と笑う国見を見て、自分と国見の3年間を思い出してしまう。

「3年間一緒のチームだった
 けど試合中に
 普通に笑う国見を今日初めて見た」

影山に欠けていて及川さんが十分すぎるほど持ってるもの。及川さんとの圧倒的な力の差を前にして、ただ呆然と立ちすくむ影山。
この試合中に、チームメイトの方にもようやく目を向けることが出来るようになってきた影山だけど、独裁の王様からは、まだ一歩を踏み出したばかり。この瞬間は、独りきりで、どうやって太刀打ちすれば、、、と、呆然としてしまう。
このコマの影山の後ろ姿、154話現在までで、個人的には一番印象的で気に入ってる。
ネットの向こう側で、ギリギリの場面でもチームとして笑いあってる6人の姿を、あまりに無防備な姿で見つめる影山の後ろ姿。

なんて声をかければいいんだろうって思ってしまうけど、日向はそんなこと御構い無しなんだよね。
「・・・山!・・・山くん!影山さん!」って日向の声が聞こえてきて、無防備な状態からふっと戻ってくる影山。月島がイラっとくる、日向の単純な問題解決法は、影山くんにはあってるんだろうなぁ、と思う。

入部早々の3対3の時は、チームメイトから突きつけられた拒絶の記憶を、月島に引っ張り出された影山だけど、この試合では、自分から振り返る。驚くほどの急成長。
3対3の時も日向に救われた影山だけど、今回も日向に助け出される。

で、振り返れば烏野のチームメイトの姿がある。

単行本で読んだからこの先も続けて知ってしまったけど、本誌で読んでたら、勝つか負けるか、わかんなかったかも。きっと、ドキドキだったんだろうなあ。惜しいことした。