チベタンマスチフって画像で見ると、飼いたいとは思わないけど

いつだったか中国の動物園で、ライオンと表示された檻に、実は犬が展示されてたというニュースがあった。やたら大きくて毛がフサフサしてたその偽獅子犬は、チベタンマスチフという犬種だった、と思う。

少し前まで中国の富裕層に人気の犬種で、日本円で2億円ほどの値が付いた個体もあったという。最近は、すっかり人気がなくなり、値段も急落、飼育コストがかなりかかるので、ブリーダーも持て余してるらしい。
日本でも用済みになって持て余された小型犬がまとめてどこかの山中だったか河原だったかに遺棄されてたというニュースがしばらく前にあったけど、20頭ほどのマスチフが檻に入れられ、トラックでと畜場へ運ばれそうになってたところを、北京の動物権利活動家たちによって救助されたという記事を読んだ。

元はチベット遊牧民に、家畜泥棒や狼から夜間の見張り番として長く使われてきた犬、だそうで、力強くて勇敢。どんな脅威からも家族を守る犬は人々の誇りだったそうだ。

今回はチベタンマスチフだったけど、犬種のブームっていうのが繰り返し起こってるようで、そのたび投機的なブリーディンがあっって、最後は大量放棄。ここ10年では、ジャーマン シェパード、ゴールデンレトリーバー、ダルメシアン、ハスキー。
日本でも、10年以上前だったと思うけど、ハスキー犬がブームになった。でも、初心者には飼いにくい犬ということで、一時期保健所はハスキーだらけだったと聞いたことがある。その頃は、ハスキーはバカだと聞いてたけど、バカなのはハスキーじゃなくて、犬の特性を理解せずにブームで飛びついた方だったってのは、後からそうかと思ったことで、アメリカでも野良チワワが保護されてるっていうのをどっかで聞いたことあるし、ブームってのはどこでも一緒なのかなあ。

と畜場に売られてたら、イミテーションレザーになったり、手袋のライナーになったり、ホットポットの材料になってたと記事にはあった。ホットポットって煮込み料理?食文化ってのはそれぞれでっていうのは頭ではわかるけど、受け入れられるかどうかは別で、犬を食べるってのは、ちょっと無理。かなり無理。(捕鯨に反対する人たちってのも、こんな感じなのかな?)だからって、食べるなとは言わないけど。

それこそ空と大地しか見えないような(多分)チベットの高原の寒くて薄い空気の中で、
家族を守るふわふわのチベタンマスチフって想像するとかっこいいかも。