イエメンについてとりあえず報道を読んで(2)

イエメンのハディ大統領が水曜日、南部の都市アデンを脱出したと、今朝の新聞に載っていた。ロイターは否定していて、AFPはヘリで大統領宮殿をすでに脱出したと伝えているとあった。他の新聞では、船でアフリカのジブチに逃げたという報道も見た。なんか情報も錯綜してるらしい。

前大統領サレハ氏と協力関係にあるフーシ派が、空軍も含むイエメン軍のほとんどを支配して、アデン近郊のアルアナド空軍基地も押さえたらしい。
国連は、ハディ大統領に正当性を認めてるみたいだけど、ハディ大統領の最後の砦もフーシ派が落とすのは時間の問題みたい。
でも、今支配下に置いている地域すらフーシ派がきちんと統治してるとは言えないようで、電気ガス水道のような基本インフラがきちんと運営されていないみたいだから、アデンを落としたとしても、統治がなされるかどうかはかなり怪しいと、新聞記事にあった。

イエメンはアメリカの対アルカイーダ戦争の中心でもあったようで、フーシ派が押さえた空軍基地もアメリカの対テロ部隊が使用していて、数日前に最後の脱出がされたと報道されてた。シリア、イラクリビアに続いてイエメンはアラブの春後、4番目の政治崩壊国になる条件が、絵に描いたように揃ってるらしい。

 

宗派間の対立に、サウジやイランなどの地域の大国の衝突の代理、追放された権力者の復活の試み、アルカイーダやイスラム国のような反西側の過激主義者の勢力の拡大。

追い込まれたハディ大統領側は、サウジアラビアへの介入要請をしていたみたいだけど、
国境付近では、サウジアラビアが兵力を集結させていて、空爆を開始したとの報道もあった。

前に、世界中から見捨てられた気分だと言ってたシリア難民の記事を読んだことがある。世界の注目を集めてるシリアの難民対策の資金さえ足りてない現状で、イエメンが本格的な内戦に突入してたら、国民は一体どうなるんだろう。