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テロとの戦い

今朝の東京新聞
自民党高村正彦副総裁は4日午前、過激派組織「イスラム国」に殺害されたとみられるフリージャーナリスト後藤健二さんについて「日本政府の警告にもかかわらずテロリストの支配地域に入ったことは、どんなに使命感があったとしても、勇気ではなく、蛮勇と言わざるを得ない」と党本部で記者団に語った。』という記事が載っていた。
高村副総裁は、「意志を継いで後に続く人たちが細心の注意を払って、蛮勇にならない行動をしていただきたい」「後藤さんは『自己責任だ』と述べているが、個人で責任を取り得ないこともありうることは肝に銘じていただきたい」と指摘したそうだ。

生きて戻ってくることが最大の仕事、そうでなければ伝えることができないから。
今回の一連の報道の中で、後藤さんの言葉だったかどうかはっきり覚えてないけど、戦場ジャーナリストの言葉として聞いたのを覚えている。
後藤さんは経験豊富なジャーナリストで、慎重な方だったという。その慎重な方でさえ、今回はどこかで判断を誤ったか、悪い運が重なったか、最悪な結果になってしまった。でも、それは結果だ。

日本政府は、今回の人質事件で、できる限りの対応をしたという。でも、結果は、日本国民の命を救えなかった。最高責任者の安倍首相は、どこかで判断を誤ったか、それとも、悪い運が重なったのか、相手が悪かったのか。いずれにしろ、最悪な結果になってしまった。『首相は人質事件の責任について、「最高責任者である私にある。その責任を引き受けるのは当然だ」と述べた。』(東京新聞

責任を取る。後藤さんはどうすれば、責任を取ったことになったんだろう。安倍首相は、責任を引き受けるのは当然だというけれど、それは、具体的にはどういうことを言ってるんだろう。

政府は、昨年8月に湯川さんがイスラム国に拘束されたという情報を受けて、官邸に情報連絡室、ヨルダン大使館に現地対策本部を設置した、というが、殺害予告のあった今年1月20日まで、ヨルダン大使館の人員を増員すらしてなかった。殺害予告を受けて初めて、10数人を送り、30数人体制にしたという。

テロとの戦い、テロリストに償わせる。勇敢な言葉を並べれば並べるほど、テロリストの思う壺って感じがしてしまう。