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日本に出来ることを”粛々と”進めて欲しいんだけど

時事っぽいこと

安倍首相が、1・17にカイロで発言した人道支援2億ドルが、イスラム国を刺激したという指摘が一部でされてる。どんな結果になるかはわからないけど、政府の対応については今後、いろんなところで検証がされるんだろう。

実際のところ安倍首相がどんなことを言ったのか外務省のウェブサイトで見てみた。
中庸が最善、というタイトルのスピーチで、『日本からご一緒いただいたビジネス・リーダー』の方たちの参加する日・エジプト経済合同委員会でのものだ。
6部構成で、2億ドルは4番目の、日本の約束 というところで出てくる。
ここでは、エジプト、ヨルダン、パレスチナイラクへの民生支援の話が出て、その中で、『イラク、シリアの難民・避難民支援、トルコ、レバノンへの支援をするのは、ISILがもたらす脅威を少しでも食い止めるためです。地道な人材開発、インフラ整備を含め、ISILと闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援をお約束します。』と発言している。

英語版では、食い止めるという単語などにもう少し調子が強い感じのする英語が使われているのではという指摘を、その後新聞で読んだような記憶があるけど、これが引き金になったというよりは、イスラム国側が、なんかきっかけになることがないか探してたところにこの発言が引っかかったっていう感じがする。そんなに長いスピーチではないけれど、ここはほんの一部にしか過ぎないし。

8月に湯川さんが拘束されてから、水面下で情報収集や交渉がされていたと報道がなされたけど、もう少し慎重な物言いはできなかったんだろうか。
慎重と弱腰は違うし、この時点ですでに後藤さんに関しては身代金要求のメールは来てたわけだし、ここでISILという言葉をあえて出したのは、特に考えがあってのことではないのか、それとも何か勝算があってのことなのか。

政府の対応を批判すると、殺したのはイスラム国だ、首相が殺したわけじゃない、そういう考え方が敵を利するのだ、という批判がバックしてくる。テロリストが悪いなんて、そんなことはなからわかってる。人質をとって、脅して、自分の要求を通すなんて、誰がどうか見たって、本人達以外には、許しがたいことに決まってる。理不尽だし、理解できない。おまけに顔が見えない。でも、それと反省すべきことを反省して今後に役立てるのは別物だと思う。

 

勇ましい言葉はいらなけど、2億ドルを倍にでも3倍にでもして人道支援を強化していって欲しい。