オレンジ色のジャンプスーツ

この間、本棚を整理してたら、買ってからずっとそのままにして読んでなかった本を見つけた。

言葉に関する本で、最初の方に、国によって色に対するイメージが違うというようなことが書いてあった。

その本の筆者は、フランスの小説にのってた”黄色い封筒”という描写の”黄色”に違和感があったのが、ある時それが茶色に近い事務用に使うような色だと知って、合点がいったというような話が冒頭にあった。(うろ覚えで確認してないから、ちょっと間違ってるかも)

本とか、他に何でもいいんだけど、何かを読んで、場面を想像するときって、あまり色までは出てこないんだけど、時々、心に引っかかる場面があったりすると、それは大抵色がついてる。

 

拷問レポートで揺れてるCIAは、当初は、アメリカの連邦刑務所並みの基準でやろうと考えてたという記事の中で、引っかかったのはオレンジ色のジャンプスーツだった。

 

今アメリカ人人質がオレンジのジャンプスーツを着せられているのは、我々が彼らにそうしたからだ、というような発言がその記事にあった。
確かに人質がオレンジ色のぶかぶかのジャンプスーツを着てた写真を見たことがある。
やられたらやりかえせってことか。

このレポートが発表されたことで、反米機運が高まり世界中のアメリカ人を危険にさらす、と、このレポートを非難する声もあり、それも一理あるなとは思う。
でも、そんなこと百も承知で、それでも発表したのだろう。とりあえず前に進むために。

アメリカ人でいることって、大変そうだな、とおもう。