ハイキュー‼︎ 感想

単行本8巻 脱・”孤独の王様”までとそれ以降では影山の位置付けとキャラクターが変化している。というより8巻までは、タイトル通り影山の脱・孤独の王様の物語で、それ以降は烏野高校バレー部 頂への道という感じの展開になってる。

影山の側から見ると、中学1年までは、単純にバレーボールが好きで、才能があって、やる気があって、大きな越えるべき存在の先輩もいて、空回りすることなくできていたんだろう。
試合中普通に笑う国見を、3年間一度も見たことがなかったって、影山が言ってるから、中3の時だけでなく、及川さん卒業後の中2の頃から影山の空回りが始まったのかもしれない。中学のチームのメンバーだって、相当な力があったはず。国見や金田一派遣ベスト4の高校に進学してそのままレギュラーやるくらいだから。その彼らも、「いくら攻撃力が高くても」とか「上手い事は上手いんですよ」というように影山の力は認めていた。
力のあるメンバーの中にいても、影山くんの勝利への貪欲さと力の鬱屈が上回ってしまったんだろう。
それにしてもあそこまで影山を孤立させてしまう前に、中学時代の監督は一体何をやってたんだろう。

高校で日向と出会って、ようやく才能の行き場が見つかり、セッターとして本領を発揮することができるようになった影山は「急速に進化」して変化もしていく。単行本では8巻までかけての進化だから、ずいぶん時間がたってるような気がするけど、IH予選の決勝が6月3日ってあったから、2ヶ月くらいの期間の話だったんだ。技術的には日向とのコンビで、目一杯力を発揮できてもう内側に溜まってくフラストレーションがなくなったんだろう。元々の影山はバレーボール以外ではほとんど頭が回らないように見える単細胞(多分)で、西谷さんがもてない理由編で、「背が低いから」ってなんのためらいもなく言っちゃう。条善寺との試合の後のミーティングでは、ぼうっとした様子でカレーライスのこと考えてるし。どんどん緊張感が取れていってる。考えてみれば高校1年の男の子って設定だし、それは影山くんにとっては良い変化なんだろう。

春高青葉城西戦では、できればリベンジで及川・影山の対決をもっと見たいでけど、影山自体”チームとして勝つ”って宣言してるし、総力戦で行くのは仕方ないか。