イスラム国 人質殺害の記事を読んで

安倍首相の言う積極的平和主義が、具体的にどんなものなのかイマイチよくわからない。価値観を同じくする国とより一層の強力な関係を結んでいくことは確からしいけど。
で、第一に大事な相手国はもちろんアメリカ合衆国

イスラム国の記事の中にはWesternという単語がよく出てくる。Westernの政策、Westernの爆撃、Westernの人質、、。彼らの言うWesternに日本が入ってるのかどうかは知らない。
とりあえず、ISISと戦っているアメリカ合衆国政府があって、人道支援に訪れた先で無残な殺され方をしたアメリカ国民がいる。

イスラム国に捕われた23人の欧米人人質は、アメリカ人4人、イギリス人3人、ロシア人1人、スペイン、ベルギー、イタリア、デンマーク、フランス、スイス、ドイツ合わせて15人。(2014年11月7日時点の報道によると)

そのうちアメリカ人3人、イギリス人2人、ロシア人1人が殺害され、その他の大陸ヨーロッパの人質15人は全員解放されている。
アメリカとイギリスは、決して身代金を支払わない政策を厳格に続けている。
解放された人質は巨額の現金と引き換えだったらしい、報道によると。

合衆国政府が身代金支払いを含む譲歩を認めないのは、もし認めれば、海外にいるすべてのアメリカ人をより大きな誘拐の危険にさらすことになり、また、身代金支払いは結果的にテロリストへの支援となる、という理由によるらしい。

理屈としてはそうなんだろう。身代金がイスラム国の収入に占める割合がいくらになるのかは知らないけど、イスラム国にとってプラスの収入であることは間違いない。一旦支払う用意のある相手だとわかれば、さらなる誘拐へと繋がるのかもしれない。

人質の断首の実際の理由が、身代金が支払われなかった、譲歩がされなかったということだとしても、それを実施した集団は、その殺人をアメリカが主導するイスラム国への爆撃に対する報復の一環だと主張している。

11月16日にイスラム国が公開したビデオで殺害されたことが確認された、ピーター・カシーグ氏は、陸軍レンジャー部隊の一員として2007年にイラクに派遣されている。その後、今度は人道支援者として、再び戦場に戻り、1年ほど前、シリアに支援用品を運んでいるときに捕らえられた。

解放された元人質によると、カシーグ氏は、イラク戦争に軍人として参加した過去が、自分の運命に影響するかもしれないと、心配していたらしい。彼は、まだ26歳だった。

シリア難民のための救援物資を積んだトラックの前で写真に写るカシーグ氏は半袖シャツから出てる腕もほっそりした、若い白人の、まだ男の子といってもいいような青年で、微笑んでいる。彼が軍務の後にどんなことを思って、何がきっかけで戦場に戻ったのかは、新聞記事を読んだだけではわからないし、人質として過ごした1年以上の間に、どれほどの恐怖と戦っていたのか、想像もしきれない。

解放された人質がこっそり持ち出した手紙の中で、彼は、両親に宛てて、先の見えない恐怖の中で、"I'm with you•••••in all the places you showed me.I love you"と書いている。

殺害されたアメリカ人3人のうちの1人という数字の上の存在ではなくインディアナポリス生まれの26歳の1人の青年。