エルサレムは遠いけど、、

2014年11月20日東京新聞
エルサレムユダヤ教礼拝所(シナゴーグ)でユダヤ人が殺害された事件に関連し、イスラエルの治安部隊は19日、別の事件で先月ユダヤ人を殺害したパレスチナ人の自宅を破壊した。
礼拝所の事件を受け、イスラエルのネタニヤフ首相は18日厳しい対抗措置を取る方針を表明。住宅の破壊はこれを受けた措置とみられる。」

『家を破壊されたパレスチナ人は、先月自動車で歩行者の列に突っ込み、結果、赤ちゃんと若い女性1人を殺した。水曜日の午前1時に、そのパレスチナ人の家族の家のある5階建ての建物に警官が大挙してやって来て、50人ほどの住人を追い出し、午前4時、彼の母親は爆発音を聞いた。その1時間後、母親は内側の壁が破壊され、ガラス片の散らばる自宅アパートに戻った。
イスラエル側の説明では、このような破壊行為はパレスチナ人の攻撃の抑止のために行われるもので、法的手続きを踏んでるという。反対するために48時間与えられてるし、裁判所に訴えることもできる、と。」水曜にに家を破壊れたパレスチナ人の母親の縁者は、こんな破壊は火に油を注ぐだけだという。』(2014•11•1付けNYTの記事から抜粋してまとめました)

ユダヤ人の赤ちゃんと若い女性をを殺したそのパレスチナ人本人は逃げようとした所を射たれて殺されている。にも関わらず、家族の家を破壊。
記事によれば、この問題を追いかけているイスラエルのグループは、第二次インティファーダ(2000〜2005)の間に、罰する名目で675のパレスチナ人の家が破壊されたのをカウントしたという。このような破壊は、ほとんど抑止力にならず、かえって敵意を掻き立てるだけだとわかって、やめてたはずなのに再開。それは”明らかに政治的”だそうだ。

政治って何なんだ?

イスラエルと中東の問題ってのは、第一次世界大戦の時までさかのぼって延々と続いてる問題だし、よくわからないままどうこう言えるようなお手軽な話題ではないことだけは、わかってるんだけど。

この記事にあるような家族の家を破壊する政策というのも、正直今回初めて知った。
破壊された家の写真を見ると、コンクリートの壁が爆弾で吹き飛ばされた後のようにガラガラに崩れて、家中がれきだらけだ。5階建ての建物自体は残っているように見える。
こんな仕打ちを受けてどうやって報復の連鎖を断ち切れるんだろう。

日本政府は今年4月、武器輸出3原則に代わる防衛装備移転3原則を閣議決定した。これにより「国内企業にとっては防衛装備品の輸出がしやすくなるほか、海外進出も促進される可能性がうまれる(産経ニュース2014・⒋・1)

さかのぼって今年3月には、武器輸出3原則見直しの最終調整段階で、『自民党本部で開かれた安全保障関連部会の合同会議で政府担当が「イスラエルは(禁輸対象国に)入らないだろう」と述べた』(中日新聞 3•14)

5月には来日したネタニヤフ首相と安倍首相が首脳会談で、共同声明を出している。ここで、「中東地域の平和と安定に向けて両国が協力を強化していく方針で一致した。今回の会談を安全保障に関するはつの首脳級対話と位置付け、サイバー攻撃への連携対処や防衛当局間の交流拡大、国家安全保障会議での情報交換などを盛り込んで共同声明を発表した」(琉球新報2014•5•12)

中東地域の平和と安全に向けてって、文字にすると簡単だけど、こんなに簡単に書いちゃっていいのか?って怖くなる。
武器輸出3原則の見直しで誰がどれくらい儲かるのかなんて知らない。でもプラスの果実が滴り落ちてくる気はしない。どうかマイナスの果実だけが落ちてこないように思うけだけだ。