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ハイキュー!! 第243話 それぞれの初戦 感想

試合後、応援席へ挨拶に来て、旭さんですら(すみません)途中で気づいた二人のOB主将の存在に初めて気づいた大地さん。十分落ち着いてるように見えたけど、そんなことなかったみたいだ。

「自覚している以上にずっと緊張してた」大地さんは主将としていろんな雑用もあるだろうし、試合だけを見てればいいってわけにもいかないのかもしれないけど、初戦勝ったし、自覚してない緊張に気づくこともできたし、せっかくの春高、ここから先は真剣に楽しめる試合になるといいですね、と思う。

負けた椿原に拍手を送っていた二人は去年泣いた卒業生なんだろうか。試合に負けたという結果は、チームメンバー全員にとって同じことなんだけど、それぞれの学年で受け取り方が全然違う。3年間っていう限られた時間のなかで戦う高校バレー(学生スポーツ全部に言えることなのかもしれないけど)だからこそなんだろうなあ。1年生には1年生の、2年生には2年生、3年生にとっては格別な、それぞれの思いがあるだろうことが想像できるから、高校バレーのファンっていうのがいるんだろうなと思う。(影山くんに関しては、どの学年でもあまり変わらない気がするけど)


強豪みたいな勝ち方だと思ったんだけど、やっぱりカラスは「得体が知れない」って捉えた方がしっくりくるのかもしれない。
それにしても田代さんって、ほんと人が良さそう。今の烏野の雰囲気はきっとこの人からの流れなんだろうな。田中さんの代までは烏野排球部も、今とあまり変わらない雰囲気でいきそうだけど、影山くんたちが3年になったら相当変わりそう。
月島・影山の、OBに対するにしては、1年生とは思えぬような挨拶の態度は、可愛くないの一言に尽きるけど、それに対して「残念ながら」と言っちゃう菅原さんに笑ってしまった。ほんと、3年生に同情する。でも、この二人の可愛げないツーショット、白鳥沢戦以来けっこう好きだ。

おにぎりのことしか頭にないみたいな影山くんが、周囲の視線を集めている。試合が進んでいくごとに(勝ち進めればだけど)影山くんはもっとたくさんの人の視線を集めるようになるんだろうな。

音駒の試合を観戦する烏野メンバー。旭さんはスパイカー視点で、大地さんはレシーバー視点で試合を見てる。どこへ打っても拾われるんじゃ、しつこくて、嫌になるんだろうな。見てる方は面白いけど。
音駒と烏野は多分この春高のどこかの時点で当たるんだろうけど、そうなったら、東京合宿でそれなりに手の内を知ってる相手と初の公式戦になる。お互いどんな対策を立てて来るんだろう。
音駒の試合を見て田中さんは「打つとこない」って嫌そうな顔をしてたけど、そんなこと言わず、音駒の守備をガンガン崩すようなスカッとした攻撃を見せてください。

初戦を前に、通過点だと言ったのは影山だったけど、初戦勝利の喜びの様子を見ていると(烏養さんも先生もいないし)やっぱり、ここはみんなにとっても通過点だったような気がする。目指すは優勝だから当たり前といえば当たり前なんだろうけど。

 

約9億を約1億で売った件の記事を読んで

昨日の朝刊に、9億5600万円の国有地を1億3400万円で売った時の交渉記録がすでに廃棄されてるという記事が載っていた。この交渉記録は、財務省の文書管理の規則で、「保存期間1年未満とされている」文書にあたるため、去年の6月の売買契約後廃棄したのだという。

この取引については、買い手の森友学園の要請で売買金額が非公表にされていたと言う。2014年から2016年度の、国有地の売却693件中売却額が非公表だったのは、この一件だけで、この問題が報道されて初めて「非公表のままだと、森友学園が国有地を不当に安く取得したという誤解を受けると判断し、公表に同意した」と財務省は話したという。

ゴミの処理に8億かかるからその分安く売ったっていう話で、本当に8億かけてごみを処理したんなら、不当に安く国有地が売られたとは思わないけど、報道を見る限り、ゴミ処理に8億かけてるとは思えない。
そうだとすると、本当に普通の感覚でいうと、誤解じゃなくて不当に安く取得したんだろう、って思う。
「誤解を受けると判断した」って表現が、よくわからない。

「フェイク」からさらにその先「国民の敵」へ

トランプ大統領のメディア批判は相変わらず止まらないみたいだ。報道によると、24日ワシントン近郊で開かれた政治集会のスピーチで、CNNなど一部メディアを「フェイクニュース」で「国民の敵」だと非難した。
同じ日、スパイサー報道官は、定例の記者会見を、通常の会見室を使ったものから報道官室での取材(カメラなし)という形に変更し、CNN、NYタイムズなど大手メディアの幾つかとほとんどの外国メディアに入室を認めず排除したという。
NHKの記事によると、CNNはこの前日、ホワイトハウスがFBIに対し、『大統領選挙中にトランプ大統領の側近がロシア側と接触を図っていた疑惑を否定するよう求めていたと報じ、スパイサー報道官がこの報道は不正確だと強く反論してい』たという。報道官室での取材会見を閉め出されたCNNは、「気に入らない報道に対する報復措置」だと反発。

世論調査では、アメリカ人のマスメディアに対する信頼度が史上最低レベルに低下してるというけど、信頼してない人たちにとっては、今回の締め出しのようなことは、フェイクニュースを流すようなメディアなんだから当然、なんだろうか。それとも、さすがにこれはちょっとやばいでしょう、って思うんだろうか。

自分には偏向してるのかどうか判断できないんだけど、CNNやNYタイムズが偏向してる、というのはよく言われてることのようだ。

トランプ大統領の批判は、偏向を通り越して「フェイク」、「フェイク」も通り越して(?)「国民の敵」まで到達してるのが、すごい。なんでもスケールアップすればいいというものでもないんだろうけど。

大統領の一部メディアとの戦いは、視聴率競争を戦ってきた人ならではの戦いだという他に特に意味はないというならいいけど、そんな軽いものじゃないだろうから、きっと何か目的があるんだろう。戦いの先のゴールを幾つか見据えてるんだろうけど、それはどういうものなんだろう。

 

「フェイクニュース」に赤丸スタンプの記事を読んで

報道によると、ロシア外務省が、22日、公式サイト上にロシアに関する「フェイクニュース」に反論するページを新設したという。
フェイクニュースと言っても、外国の報道機関によるロシアに関する報道のうち、同省が事実に反するとみなした報道を「フェイク(偽)ニュース」として、その記事に「FAKE」の赤文字スタンプマークを入れて掲載。偽ニュースが広がるのを止めるため、「フェイクニュース」認定制度を導入したという。
新設したページの写真を見たけど、とりあえず記事が4本並んでいて、1本1本の記事の右上に結構大きく「FAKE」の赤スタンプがポンと押してあった。
ここんとこトランプ大統領のメディア攻撃の報道が毎日のように流れてた印象があってロシアの影が薄かったけど、今回のスタンプは、地味に笑える。
朝日新聞デジタルによると、今回「フェイク」と断定された記事は、『ロシアによるフランス大統領選への介入疑惑』『ロシアが中距離核戦力(INF)全廃条約に違反してミサイルを配備しているという疑惑』『ロシア政府が米中央情報局(CIA)のスノーデン元職員の米国への身柄移送を検討しているという情報』『ロシアがモンテネグロで政権転覆を計画しているという疑惑』の4本の記事。ただその断定の根拠は示されてないという。

そのうち1本は、ニューヨークタイムズの記事(ロシアによる核兵器の条約違反疑惑に関する記事)だ。トランプ大統領もニューヨークタイムズは嘘ばっかだ、と言ってるみたいだから、NYタイムズはこれで「フェイクニュース」2冠達成ということになるのかな。

まるで予言?

昨日の朝刊に、トランプ大統領の18日の演説の記事があった。『トランプ大統領が18日の演説で、前日にスウェーデンで移民によるテロ事件が起きたかのような発言をして、物議を醸している。テロ発生の事実はなく、スウェーデン当局は困惑。トランプ氏は19日になって「テレビ番組のことだ」と釈明した。』(東京新聞
記事によれば、はっきりスエーデンでテロ事件が起きたという発言をしたわけではなく、ドイツやフランスでおきたテロ事件に言及する中で「スウェーデンで昨夜起きたことを皆さんも見たろう」と、スウェーデンでのテロ事件を示唆するような発言をしたらしい。
また事実誤認かと非難を浴びたと思ったら、2日後の20日(月)ストックホルムの郊外(主に移民が住む地区らしい)で住民と警官が衝突したという。薬物取引の疑いで男が一人逮捕された後、2〜30人の男たちが投石を始め、警官が威嚇発砲。騒乱は数時間続いたらしい。NYタイムズの記事には、何台か焦げた自動車の写真が出てた。

まるで予言者だな、という反応をネットで見た。

確定申告の時期に、8億だか9億だかの評価額の国有地が1億ちょっとで、安倍首相夫人が名誉校長を務めるらしい新設小学校用地として売られてたなんて胸糞悪いニュースを目にするよりは、予言者トランプの方がマシだと思ってしまう。こうやって人は慣れてくもんなんだな。本当になんかの冗談みたいだ。予言者に惑わされているうちに、きっと大事なお知らせを見過ごしているんだろうなあと思ってはいるけれど。

政治家が嘘をつかないとは思ってないけど、それでも、政治家は言葉が命、だと思ってた。

ハイキュー!! 第242話 繋がれるチャンス 感想

最後の1点は激しいラリーになった。ボールが拾われるたび、オアーッと声を上げてしまう観客二人の反応、わかるな。あと1点で、こんなラリーされたら、全然知らないチームだとしても見入ってしまう。

ラストはエースの一発で綺麗にゲームをしめて、スコアは25・23、25・23のストレート勝ち。何だか、レギュラー半分が1年生の初出場(このチームとしては)チームとは思えない、優勝はないけど春高常連みたいな強豪校っぽい勝ち方に見える、気がする。
『影山は通過点て言ったけど 俺はやっぱり「とうとう来た」って思っちゃうよ』って言ったけど、コートを出ていく烏野の姿はけっこうみんな余裕って感じで、1回戦は、とうとう来た「通過点」くらいなんじゃないですか?菅原さん。


応援にきた烏野の元キャプテン2人は、無言でラリーに見入ってた。この二人は、多分強豪のはずの烏野に憧れと期待を込めて入部してきたはず。小さな巨人は日向が小5?小6?の頃、高2だったはずだから、5〜6年前の話、多分。その頃烏野は一番強かったというんだから、やっぱりこの二人は強い烏野に入ったつもりだったんだと思う。でも、現実は想像とは違った。小さな巨人が卒業して、烏養監督がいなくなって、断崖絶壁を落っこちるようにチーム力が急降下してったのかなあ。
指導者なし、やる気のある顧問なし、OBから引き継いだ伝統なし(この辺がよくわからないとこなんだけど、練習試合を組むのもままならないというような描写があったから、多分強かったはずのOBたちからの支援もなかったんだろうと思う、なぜか)の公立校の部活ってそんなものなのかなあ。その辺はよくわからない。
でも、もしそうだとしたら、この二人の元主将が、そんな中で、バレーを真剣にやってなかったとは思わないけど、どこか受け身の、諦めに近い気分の中、多分最初入部する前に抱いていただろう夢を見ることは、もうなかったんじゃないかと思う。
大地さんの1年の頃の回想で、足に木のつるのようなものが次第に絡まってくる恐怖が描かれていたことがあった。大地さんたち3人は、3人でそれこそ手探りで、日々の練習の小さな工夫から始めて、元主将のいう「準備された心」を2年間保ち続けたんだと思う。
最後のラリーを黙って見つめていた2人は、もちろん3年生3人の成長振りとこれまでの忍耐に思いを巡らしてはいるんだろうけど、同時に心のどこかでちくっと痛みも感じてたんじゃないかなあ。


田中さんの打った、木兎さんみたいなインナースパイク。観客も目を見張り、解説者にも「イイコース」って褒められてたけど、相手リベロに拾われてしまった。打った本人はしょんべんスパイクだ、と全然納得できてないみたいだ。でも、ネットにも引っ掛けずいいコースに決まってはいる。これまでの練習の成果が出始めてるように見える。この先の試合のどこかで、スパイクもサーブも当たり始める田中さんが見られたら、ちょっと嬉しいかも。(しょんべんスパイクって意味わからなくて検索してみた。軽くてスピードもないスパイクを指すみたいで、女子はわからないけど、男子バレーボール部ではそれなりに使われてる単語みたいだ。)


基本的に、北一でこっぴどい経験をした影山くんが変わっていく話が読みたくてハイキューを読んでるので、準主人公が、わりとほっぽらかしにされることが多い(気がする)のは、ちょっと気にくわないところではあるし、チームの一体感もあまり感じられないような気がすることもあるんだけど、今回、旭さんがラストを決めた後、中央の旭さんに向かって5人のメンバーが駆け寄ってくシーンは、チームなんだなあと改めて感じられて良かった。
そういえば、伊達工との練習試合で戴冠式までしたんだから、一試合とまでは言わないけれど、せめて1セット分くらい影山目線の試合展開をやってくれないかなあ。

戦時のトラウマ、って簡単に言えない

今日の東京新聞に、戦場で精神を病んだ旧日本軍の兵士の診療記録についての特集記事が載っていた。

記事によると、第二次大戦の時代、戦場で精神を病む兵士の増大を受け、1938年「戦時神経症」の専門院に指定された千葉の国府台陸軍病院。1945年の終戦時には、全資料の焼却命令が出たものの、患者8000人分の病症日誌は医師らによりドラム缶詰にされ中庭に埋められたという。患者一人につき数十枚に及ぶという記録。戦後、同じ千葉県内に開業した、国府台病院に勤めていた医師の一人が、15年かけ資料を整理研究。『「誰かがまとめて発表しないと、患者が可愛そうだ」』と、自費出版されたという。
第二次大戦で「戦時神経症」を患った元兵士は今も存在するという。2015年度、戦傷病者特別援護法に基づき医療費が給付された197人のうち、精神疾患は11人。


8000人分✖️数十枚の紙の量がどれほどのものかわからないけど、軍の命令に反して残したのは、「貴重な資料」だからというだけじゃなかったような気もする。

記事によると、第一次大戦中の精神を病んだ兵士は、その原因を本人の精神的弱さと決め付けられ、存在も隠されていたという。この記事とは関係ないけど、特攻に失敗して生きて戻ってきた兵士たちの存在を隠すためにあったという秘密の寮の特集番組を、かなり前にテレビで見たことがある。(生きて戻ってきたことがあってはならない失敗だという任務って、いったい何なんだろうと思う。)
文字どおり命をかける戦場から戻ってきて、その存在を否定されるなんて事を受け止め切る事が出来るんだろうか。


記事に埼玉大名誉教授 清水寛氏の『「殺し殺されの体験をすると人生で二度苦しむ。一度目はその直後、二度目は死ぬ間際だ。心に深く刻まれた恐怖が弱った体によみがえる」』という言葉が載っていた。
以前、高齢となったホロコーストの生存者の介護問題に関する記事を読んだ時に、この言葉と同じような状況についての記述があったのを思い出した。
現在の記憶をなくして過去に戻ってしまう高齢者のケースだ。老人が、最近のことより昔のことの方をよく覚えてるというのはよくあることで、その程度によって、介護が必要になるというのもよくあること。ただ、ホロコーストの生存者の中には、その過去の記憶が問題になる場合がある。
家から無理矢理追い立てられ、貨車に押し込まれ、両親から引き離され、もう二度と会えなくなる。蘇るのが、そんな記憶の世界だったら、それはどれほどの苦しみなんだろう。若い頃、幼い頃に地獄のような経験をしてきて、人生の最後に再び記憶の中で、その世界に帰る。
70年以上前のナチの世界に再び住まなければならないとしたら、その苦しさは、どれほどのものなのか、想像もできない。

死の間際によみがえる恐怖。でもその恐怖は統計にはのらない。