核のシェアという考え方、の記事を読んで

石破茂さんが、AbemaTVの番組で、核兵器の問題について「議論せず」のままでいいんだろうかと問題提起をしたという。番組は見てないけど、ヤフーニュースで配信された記事を読んだ。

非核3原則のうち「作らず・持たず」については日本として譲れないにしても、北朝鮮の核ミサイルがハワイ・グアムに届こうとしている今、米国の核の傘がこれまで通り有効なのか検証することが国民に対する義務だという。

石破さんが検討すべきとするのは、ドイツやイタリアなどがとっている、ニュークリア・シェアリングという考え方みたいだ。これは、【核兵器を持たない国が米国と条約を結び、有事の際、その核を使って反撃できるというもので、条約を結んだ国は核の”保有権”ではなく”使用権”を持つことになる。すでにNATO加盟国の一部がこの仕組みを取り入れている。】(記事より)というもの。
米国本土まで届く核ミサイルをもう少しで持とうかという北朝鮮の脅威を考えると、核の問題について議論することは必要なんだと思う。

北朝鮮の核ミサイルがそのゴールに達したら、米国の核の傘が機能するのかわからないけど、日本が核の”使用権”を持つことが本当に日本の安全につながるのかもよくわからない。

石破さんは、太平洋戦争では国民が米国の力も自国の実力も知らないまま、どんどん深みにはまっていったことを挙げ、国民が軍事を知らないことがどれほど恐ろしい結果を招くか、という。
核の傘の下で生きていることに気づかないふりをして、いざことがあったら大騒ぎするということでは、たぶん政府の言うがままに流されてしまう。

核の”使用権”なんてとても怖い言葉だと思う。核兵器が一旦使われたら、地上でどんなことが起きるのか。少しでも想像したら、”使用権”なんて言葉をそうそう簡単には使えない気はするけど、こんなはずじゃなかったとならないためには知らないままではいられないんだと思う。

石破さんの言う通り、議論はすべきだと思う。

 

北朝鮮のテロ支援国家指定の記事を読んで

報道によると、11月20日アメリカは北朝鮮テロ支援国家に指定したという。大韓航空機爆破事件後、1988年にテロ支援国家に指定、2008年ブッシュ政権下で、核開発計画の検証方法で北朝鮮と合意したのを受けて指定解除。今回の指定は9年ぶりだという。
すでに北朝鮮には多くの制裁が科されているから、今回の指定は象徴的な意味合いが強いらしい。
20日には、中国が北朝鮮に派遣した特使も日程を終えて帰国。金正恩委員長と会談したという発表も報道もないそうで、冷え込んだ中朝関係改善は難しそう、だという。

18日には、アメリカの戦略軍司令官が、核攻撃の命令を受けても違法なものなら、大統領に違法だと告げる、違法な命令を実行したら残りの人生を刑務所で過ごすことになると述べたという報道があった。違法ならやらないってのも当然のことなんだろうけど。こういう発言が注目されて報道されるのは、トランプ大統領のこれまでの攻撃的な発言と北朝鮮のリーダーとの口撃のやりとりが背景にあるからなんだろうと思うと、なんだか逆に不安に感じてしまう。
何れにしても、違法なら従わない(とはっきり言い切ってるわけじゃないみたいだけど)ということは、合法なら命令を実行するってことになるんだろうか。そう思うと、「すべての選択肢」を100%支持するなんて、簡単に言い切っていいんだろうかとやっぱり疑問に思えてくる。アメリカは太平洋を挟んでるけど、日本はオンボロボートでもなんとか辿りつける距離にあるんだから。

来日したトランプ大統領は、米国の武器を買えばアメリカ人の職は増えるし、日本も安全になるというような発言をして帰って行ったけど、アメリカ自身は、ミサイル防衛だけじゃアメリカ本土を守るのに心許ないから、他にいろいろ方法を探っているという記事を読んだ。
北朝鮮からICBMが発射された直後、まだ上昇しきらないうちに撃ち落としてしまえという場合は、在韓、在日米軍基地からの戦闘機を活用することになるみたいだ。そういうのを読むと、北朝鮮からすれば、日米は一体なんだなあと今更ながら思う。

 

ハイキュー!! 第279話 愛 感想

侑と治の回だったのに、個人的にはラスト1コマの影山くんに全部持ってかれてしまった。

「ー俺も」「ここに来れてよかった」

影山くんのこんな言葉を読めたのはうれしい。こんな風に言えるのは、影山が自分のバレーに限界を設けてないからなんだろう。

研磨の解説にあるようなことなら、技術的にも身体能力的にも影山にできないとは思えない(多分)。稲荷崎とやっていて、高いレベルの様々なプレイに触発されて、ブロックもサーブもどんどん調子を上げてる影山だけど、素人には一見地味でなんてことのない、けど実は「セッターの鑑」で「これこそ宮侑」と言える「素晴らしいセットアップ」には、技術的なことよりもセッターとしての姿勢を触発されたような気がする。

上には上がいるっていう感覚ともちょっと違うような気もするけど、影山や日向にとっては上には上がたくさんいればいるほど、うれしくてワクワクしてしまうんだろうなあと思う。

影山は、越えるべき壁があったとして(宮侑がそうなのかどうかはわからないけど)それがどんなに高い影でも、超えられないとは思いもしないんだろう。越えるたびに、自分が強くなっていくという予感しかないのかもしれない。
基本バレーに関してはまっすぐで貪欲な影山が、強い相手との戦いにワクワクしている描写は今までもあったけれど、こんな風に素直に感銘を受けてるような描写はなかった(と思う)。全国でもトップクラスの高いレベルでのプレーに触れれば触れるだけ、吸収していってるんだろうなあ。

 

侑と治は一卵性双生児で、体格や身体的な能力、頭の出来も多分変わらない。バレーボール選手として、持ってるものは同じだし、環境も同じ、同じだけ頑張ってきて、実力も多分大差はないんだろう。それでも片方はユースに選ばれ、もう一方は選ばれなかった。
一握りのトップに駆け上がる人間と、その手前であと一歩が届かない人の差はどこにあるのか。
治はそれを、愛の差だと言い、及川さんは、バカなとこ、と言った。(治も「ちょっと頭オカシイやつ」と言ってたけど。治も及川さんも、いろんなことがちょっと見えすぎちゃうのかもしれない。)
治の言うとおりなのかもしれないし、他にも何かあるのかもしれない。なんなんだろう。よくわからない。ただそれは、トップに上がった人間には決して理解できず、あと一歩届かなかった人間だけがわかるものだという気はする。

侑(多分侑だ)が一人で反復練習する様子が何コマかあったけど、ひたすら地味な反復練習を一人で飽きもせず(多分)やっていた。伊達工との練習試合で、黄金川が影山に対して、どれほど練習をしたんだろうと感動するシーンがあったけど、それはこんな感じの練習の積み重ねを思ってのことだったのかもしれない。侑も影山もほっとけば止められるまでいつまでもやり続けるんだろうけど、それをまったく苦と感じることはないんだろうと思う。

中学時代の侑は、自分に絶対の自信を持つ王様だった頃の影山を思わせるような言動だけど、二人は似てるようでいて、全く別物ではないかと思う。影山が自分を高める為にひたすら内へ内へと向かっていったのに対して、侑は常にスパイカーに目を向けていた。「スパイカーに対して誰より真摯で献身的」な侑のセッターとしての原点は「打たしたる」だし、何よりセッターとしては当然のことなんだろうけど。そう考えると、中学時代の影山がセッターとしていかに空回りしていたか、改めてわかる気がする。影山にとっての「打たしたる」は、なんだろう。いつか、描かれることはあるんだろうか。
二人とも、他人、仲間に嫌われることを恐れないけど、侑には常にフォロー役の治がいたし、嫌われること自体に意識的だったような感じがする。対して影山は、 才能が先走るあまり、嫌われることに無意識で理解者もいなかった。
影山にとっての治は、日向なんだろうなあ。多分。

 

 

ロボットは人間に危害を加えちゃいけないんだと思ってた。

「殺人ロボット兵器」なんて言葉は、SF小説の世界のものみたいだけど、国連の場で世界各国がその使用規制について話し合わなければならない段階まできているようだ。
報道によると、17日「殺人ロボット兵器」の規制をめぐる初の国連公式専門家会議が、「人道と国際平和の問題として来年以降も議論継続の必要を確認する報告書を採択し、閉幕した」という。
「殺人ロボット兵器」はAIを持ち、人間の兵士に変わって敵を自律的に殺傷する兵器で、米国などで開発を進めているとされるものの、まだ完成品はないらしい。
「科学者団体は戦争の様相を大きく変える恐れがあるとして禁止を呼びかけている」そうだ。

 

東京新聞朝刊の記事によると、「規制が必要」とする途上国中心の声に対して、「規制に否定的」なのは米国・ロシアなど武器輸出大国。中国は規制反対ではないけど、現時点ではロボット兵器の定義が曖昧すぎるという立場。規制した場合民生技術への影響を懸念する声をあげたのは、日本・ドイツなどの技術先進国。だという。
このまんま絵を描いたら一コマ漫画が出来上がりそうな、それぞれらしい主張で笑えてくる、殺人兵器の議論なのに。

 

ロボット兵器を使う側は、自軍の兵士の死傷をなくせる上に、攻撃の正確性も上がり民間人の犠牲も減らせるという主張らしい。
テレビゲームを見てるみたいだと言われたのは湾岸戦争だったと思う。
生身の敵の姿を見ることなく攻撃できるというだけでも、人を殺しているという感覚がなくなりそうだけど、AIが自律的に敵を殺傷するなんてことになったら、それを使う側はどういう感覚になってしまうんだろう。


自軍に人的損害が出ないとなれば、戦争を始める権限を持つ人たちの歯止めの一つもなくなるんだろうか。敵の兵士がいくら死んだって、自国の兵士の死がなければ、戦争を止める機運など起こりもしないのかもしれない。
AI対AIならいいけれど、AI対人間では、AIを持たない側の分が悪すぎる。



ロヒンギャに関する国連決議、日本は棄権、、の記事を読んで

国連ロヒンギャ迫害問題に関する人権決議で、日本は棄権したという記事が朝刊に載っていた。記事によると、国連総会第3委員会(人権)で、16日【ミャンマー当局に軍事行動の停止やロヒンギャへの市民権補償などを求める人権決議案を、米国、英国、フランスなど135カ国の賛成で採択した】そうだ。反対は10カ国(中国・ロシア他)棄権26カ国。日本は26カ国のうちの一つだ。
日本の棄権理由は、【「さらなる事実調査が必要で、ミャンマー政府にとって受け入れがたい方法では非効果的だ」】そうで、【問題解決に向けてミャンマー政府の努力を求める一方、直接的な批判はしなかった】という。
ミャンマー政府の言い分は、事の発端はロヒンギャ武装集団による政府軍襲撃のテロであり、国連の決議案は一方的で論拠がないとのこと。ずっと同じことを言い続けてるという点では、一貫した主張なんだろうけど。(【 】内は東京新聞記事より)


9月時点の報道によれば、スーチーさんは国連調査団の受け入れについては拒否を続けていた。「さらなる事実調査」は必要だと思うけど、ミャンマー政府にとって受け入れ難くてもミャンマー政府が関与しない独立した調査団でなければ意味がないと思う。
ロヒンギャ武装組織の「テロ」がきっかけであり、9月上旬からはロヒンギャの村への襲撃もしていないというなら、国連調査団や人道支援組織の自由な活動を受け入れて、世界中に自分たちの主張の正しさを証明すればいい。


国連決議に反対に回った10カ国は、ミャンマー、中国、ロシア、シリア、フィリピン、ベトナムカンボジア(あとはどこなのかちょっと検索しただけでは見つからなかった)
棄権26カ国は、日本、タイ、シンガポール(これも他はわからなかった)


一ヶ月くらい前に、ヤンゴンにいる各国の外交官が、ロヒンギャの問題についてミャンマー政府になかなか積極的な態度に出られないでいることを嘆いた難民支援機関の人の声が書かれた報道を読んだ覚えがある。
スーチーさんを非難することは軍部の将軍たちが欲してることで、50年続いた独裁政治がやっと終わったばかりのミャンマーで、デリケートな少数民族ロヒンギャはその地位さえ認められてないみたいだけど)問題に迂闊に手を出せない、というような内容だった。


今回の決議案は、ロヒンギャへの過剰な軍事力行使への危機感表明、制限なしの人道支援活動やロヒンギャへの市民権付与を認めるよう要求するものだという。
報道されるロヒンギャの人たちへの暴力の実態の一部や現在おかれている環境の酷さを知ると、事態は複雑ですぐに解決することのできない問題だとしても、日本がミャンマー政府に配慮して(と報道されてる)棄権に回ったことは、ちょっと衝撃だったし、残念でならない。国民のひとりとしては情けないとも感じるし、何より申し訳ないと思う。

 

 

NARUTOーナルトー  サクラとカリン(1)

「サクラはサスケを追いかけて一緒に旅してた時期があってウチのアジトでサラダちゃん産まれたんだから!」
と、外伝でカリンが水月にサラダ誕生について語っていた。
それ以上詳しくは語られなかったから、どういう経緯で、カリンがサラダを取り上げることになったのか、はっきりとはわからない。

その場にサスケはいたんだろうか。サクラとカリンの接点を考えると、サクラが一人でカリンのアジトへ行くとは思えないし、いくらなんでもこれから出産しようっていうサクラを一人にするなんてことは考えにくいから、きっとサスケは一緒だったんだろう。でも、出産に際してはたぶんたいして役に立つことはなかったろうから、流石のサスケもそわそわオロオロしていたかもしれない。
それにしても、一度はサスケに殺されかけた二人が、サクラの出産の介助を通して生の瞬間を共にしたっていうのも結構感慨深い。サスケの側に立ってみれば、かつて自分が殺しかけた女二人が一緒にいるどころか、出産という一大イベントを共にしているのを間近にするのは、結構複雑な落ち着かない気分もあったんじゃないかと思う。


サスケの妻になったサクラと、二人の子供であるサラダの誕生に立ち会ったカリン。
二人とも子供の頃からサスケを思い続けてきて、それぞれ時期と環境は違うけれど、仲間としてサスケと共に戦った経験を持つ。二人とも、サスケに殺されかけたことがあり、「すまなかった」の一言で許してしまったというのも共通してる。
何より殺されかけた後も、二人とも変わらず(思いの形は変化したかもしれないけど)サスケを想い続けた。

ナルト本編を読む限り、カリンは、うずまき一族の生き残りであり、ナルトの母親クシナと同じ力を持つ(サスケの最悪の危機の時に初めて現れた力だったけど)、優秀な感知タイプでもあり、己のチャクラを吸わせて他人を回復させる特殊な能力も持っている忍だ。
大蛇丸のところでは、実験体として囚われの身というわけではなく、看守として機能していた。大蛇丸に甘えるような口調で話しかける場面もあり、大蛇丸はある種保護者のような役割を果たしていたのかもしれない。


カリンがサスケと行動を共にしていたのはそんなに長い期間ではなかったけど、サスケにとっては精神的に、かなり混乱した不安定な時期だったと思う。のちに、償いの旅をすることになるサスケが、その償うべき罪の多くを犯した期間でもあったと思う。

カリンがサスケを好きになったきっかけは、サスケに刺されて殺されかけた瞬間に、回想として描かれていた。死の森を会場にした中忍試験で、命を救ってくれた、強くてかっこいい男の子がサスケだ。中忍試験に参加していたということは、少なくてもこの頃までは忍び里の忍としての道を歩んでいたわけだ。その後カリンにどんなことがあって、大蛇丸のところに行くことになったのか。本編には描写はない。
中忍試験の後、それほど時をおかずサスケは里を抜けたけど、カリンが大蛇丸のところに行ったのはいつごろなんだろう。
なんとなく、カリンが先に大蛇丸のところにいたという印象を抱いていたんだけど、そうとばかりは言えないかもしれない。

 

静かなことはいいことなんだと思いたいけどどうなんだろう

北朝鮮のミサイル、核の実験がやんでいるせいか、ここのところ北朝鮮関係の報道の数もめっきり減ってる。
トランプ大統領のアジア訪問では、日米は北朝鮮には強い態度で臨むということで完全に一致したということはわかったけど、トランプ大統領は中国ではそれほど強い調子ではなかったように報道されてるし、経済的に大きな額の取引成立の方が目立つし、訪問国の順番によるのかもしれないけど、圧力第一の印象がちょっと薄まったような気がする。

報道によると、中国の習近平総書記の特使が、先月の党大会の状況報告のために明日17日から北朝鮮に派遣されるという。「悪化している両国関係の改善が図られるか注目される」段階らしい。
先日は、トランプ大統領の「いつか金正恩と友達になるかも」ツイートと発言がちょっとの間話題になったけど、軍事演習の陰で対話に向けても、どこかで何かが行われているんだろうか。


安倍首相はよく(でもないかもしれないけどしょっちゅう言ってるような印象がある)日米は100%一致してると言うけど、間に広い太平洋を挟むほど距離の離れた日米で、北朝鮮の脅威に対して「100%一致」という表現には違和感がものすごくある。(北朝鮮の脅威に対してどう対応するかという点での一致ということはわかるんだけど、100%という表現は結構インパクトが強いから、そんな前提条件はどこかに飛んでしまうような気がする。)


アメリカにとって絶対に認められないのは、アメリカ本土まで届く核弾頭搭載の大陸間弾道ミサイルの完成で、最終ゴールは、朝鮮半島の検証可能かつ不可逆的な完全な非核化だという。
北朝鮮にとっては、アメリカの脅威に対抗するためには、アメリカ本土に届く核弾頭搭載の大陸間弾道ミサイルの完成が絶対に譲れないという。


圧力をかけるのは、ミサイル完成前に北朝鮮に対話のテーブルにつかせるためなんだろうけど、ロシアは北朝鮮は草を食べても完成を諦めないだろうという。


交渉があるとしたら、どこで取引成立になるんだろう。