ワクチンの優先順位、、

日本の新型コロナのワクチン接種回数は、5月7日時点で医療従事者409万5178回、高齢者34万1147回、合わせて443万6325回。

優先接種対象の医療従事者480万人が2回で960万回だから、7日時点では必要回数のまだ半分にも届いていない。

 

今日のモーニングショーに出演した池袋大谷リニックを開いている大谷先生によると【最前線でコロナ患者を見ているクリニックの医師よりも「発熱患者お断り」の病院のシステムエンジニアや秘書・栄養士などが先に接種しているのは納得がいかない】という現実もあるらしい。

 

ファイザーのワクチンは保管が難しいから、街のクリニックよりも大きな病院が優先されるということらしいけど、大谷先生でなくても納得いかない。

 

480万人の医療従事者が優先接種の対象となると知った時、一体どこまでが医療従事者の範囲に含まれるんだろうと若干疑問だった。大谷先生の挙げたようなケースはどれだけあるんだろう。

 

厚労省のサイトには、対象となる医療従事者等は、病院・診療所・薬局・訪問看護ステーションに従事し、新型コロナウィルス感染症患者・疑い患者に頻繁に接する業務を行う職員

自治体等の新型コロナウィルス感染症対策業務で、新型コロナウィルス感染症患者・疑い患者に頻繁に接する業務を行う職員

新型コロナウィルス感染症患者・疑い患者を搬送する救急隊員等・海上保安庁職員・自衛隊職員となっている。

 

いずれにしても対象となるのは頻繁に患者や疑い患者に接する業務を行う職員だ。誰が感染してるかわからないと言われれば、病院に来る人はみんな「疑い」患者と言えば「疑い」なのかもしれないけど。

 

優先順位第1位の人達が、3月上旬から始まって2ヶ月経ってもまだ完了しない。高齢者接種が始まって医師不足・看護師不足が言われているけど、医療従事者へのワクチン接種の遅れも関係しているとすれば、今更だけど、480万人の中でもさらに優先順位をつければよかったのにと思う。

 

高齢者の予約が始まり各地で回線のパンクなどの障害で混乱が出ている件について、番組のコメンテーターが、誕生月の偶数奇数で予約申し込みの日を分けるとか、地域によって分けるとか、申込日の分散をすればいいんじゃないかとコメントしていた。ワクチンの総量は足りているんだから、それはもっともな意見だと思ったけれど、大谷先生によれば、高齢者はシステムを複雑にすればするだけ混乱するという。

予約申し込み日を分けるっていう程度のことさえ複雑だと感じる高齢者もいるのだとは想像もしなかったけど、身近な高齢者を何人か思い浮かべると、接種券やら予診表やら予約方法の案内やら、書類すべて読み切ることすら難しいかもしれない。

 

ワクチンに関する報道を見るたび、絶望的な気持ちになる。

 

 

グラフだけが新型コロナの現実じゃない、、

 

内閣官房参与高橋洋一氏のツイッターが批判を浴びているみたいだ。

問題のツイートは5月9日のもので、各国の感染状況を比較したグラフを示し『日本はこの程度の「さざ波」。これで五輪中止とかいうと笑笑』

 

このグラフだけをポンと目の前に出されたら、確かに他国の大波に比べて日本は「さざ波」なのかもしれない。

だけど、その「さざ波」の中でも1万人を超える人が既に亡くなっていて、その中にはまともに医療を受けることすらできず自宅や施設で亡くなってた人たちがいて、今もなお医療を受けられずにいる人たちが大勢いて、自分もいつそうなるかわからないという不安を抱える何のコネも特権もない一般の国民が多分大勢いる。

 

日本の新型コロナの状況は「さざ波」ではないしましてや「笑笑」なんて、一体どういう神経でツイートしてるのか理解不能

 

この数字、このグラフの波形だけを見て、他の一切を無視してのツイート。そういうツイートを平気で晒せる人が、内閣官房参与という内閣総理大臣の相談役的な立場にいるってことに愕然とする。

 

 

国会で立民の枝野代表に、高齢者施設や重症でも入院できずに亡くなった患者と家族らに語りかけてくださいと求められた菅首相は、「療養中に亡くなられた方、自宅待機で亡くなられた皆さんには心からのご冥福をお祈りを申し上げる次第です」とあまりに淡々と答弁し、議場はどよめいたという。

 

新型コロナの感染拡大とその結果の死者について、一体官邸ではどんな調子で話をしてるのか想像するのが怖い。

 

ワクチンの消費期限、、マジか

高齢者のワクチン接種に関して7月末という締め切りを菅首相がぶちあげたのは突然すぎて、なんか腑に落ちなかった。

それが要請されたのと前後して、実はすでに2800万回分のファイザー製ワクチンが入荷しているという情報も流れ、ワクチンは一体どこで止まっているんだろうと謎はますます深まるばかり。

 

倉持仁先生が3時間前にツイート。

【消費期限の迫っているワクチンが余っていると複数の出処から聞きました。】【データを真面目に集めようとしすぎです。融通を利かせてください。】

 

8日には、世田谷区の保坂展人区長が【ある機関から、ファイザー社のワクチン期限が「6月末」で、そこまでにうち終わらないと使えなくなるという相談を受けいてる。一体出荷はいつだったのだろう】とツイート。

 

ワクチン接種の遅れはワクチンの入荷が遅れているから、EUの承認が必要だから、ではなかったということか。

7月末の大号令も、消費期限との関係なのか?

一体ワクチンはどこで止まっているんだろう。

 

 

ワクチンが足りないと言われている一方で、消費期限が迫ったワクチンをどうしようなんて、本当に笑い話にもならない。マジですか?

厚労省が去年のうちに準備していた物流のみのシステムと、自治体のワクチン接種台帳を使った接種計画でワクチン接種を進めていていたらどうだったんだろう。

 

 

倉持先生のツイートを読むと、そんな疑問が湧いてくる。

 

 

まともに開催できるんだろうか、、

東京オリンピックの開会式は7月23日。11週を切った。

 

観客を入れるのか入れないのかそれすら決定するのは6月。

 

3兆円とも言われる費用をかけて開催される巨大なイベント。ただでさえ酷暑の日本の夏開催で、このコロナ禍の最中に開催される、通常よりも念入りな準備とシミュレーションが必要なんだろうと、イベント開催なんて全く素人の自分でも想像できる。

 

責任者が二転三転した開会式にしても、今頃どこかで準備作業が続いているんだろうか。全く報道されないけど、サプライズ演出ってことなんだろうか。

 

素朴に疑問なんだけど、このまま開催を強行するにしても、まともに準備が間に合うんだろうか。

 

五輪開催に反対する人の中には、アスリートのSNSに出場辞退や反対の声を上げるよう求める人もいるという。

長い年月目標にしてきただろうオリンピックの開催を国民の多くが反対している中、それぞれのアスリートはモチベーションを保つだけでも大変だろうと思う。

開催に不安を持つあまりの行動なんだろうとは思うけど、個々のアスリートに反対の声を上げるよう依存するのは、違うだろう。それは筋が違うと思う。

 

もうほんとに小池都知事の中止の決断を祈るしかないんだろうか。

 

 

 

安全安心は魔法の呪文か、、

米国のバイデン政権は、5日、新型コロナワクチンの特許権を一時的に放棄するというWTOの提案を支持すると表明したという。

報道によると、当初は特許権放棄に反対の方針だったみたいだ。方針を転換することで、先進国によるワクチンの独占だとの批判をかわし、中国やロシアのワクチン外交に対抗する狙いがあるという。

 

ただ米国が方針転換したからすぐに世界でワクチン生産が進むというわけではないみたいだ。各国の特許権保護は、WTOの協定で定められ、今後具体的運用をWTOで詰めていくのだという。

WTOは全会一致の原則があり、問題が複雑なため交渉には時間が掛かるらしい。

 

6日には、ドイツが、「知的財産の保護は技術革新の源泉で、今後妄想あり続けなければならない」と、米国の方針転換に反対の姿勢を示したというから、議論がどう進むのか、なかなか難しいんだろうか。ウィルスはどんどん変異していくし、人間にとって都合の良い方に変異してくれるとは限らない。ワクチン接種で感染拡大を止めるのが先が、凶悪な変異株が出現してワクチンを無効化するのが先かって競争にならなければいいけど。

 

東京五輪パラリンピックでは、ファイザーのご厚意かどうか知らないけど選手団に選手団専用ワクチン供給がされると報道された。

ただ、選手団以外、大会ボランティアや選手団の何倍もの規模になるだろうと言われる海外からの大会関係者やメディアの人達にワクチン接種を義務付けるというわけでじゃない。そもそもワクチンが前提の大会ではないという方針らしいし。

 

現状でさえザルだと批判されている入国検疫に、現状とは別枠で何万もの数が短期間にどっと押し寄せる事を想像したら、ザルでさえ壊れてしまいそうで怖い。

 

世界中から何万もの人が入ってきて、東京が変異株のるつぼになったらなんてこと菅首相は想像したりしないんだろうか。

首相や五輪大臣や橋本会長は二言目には「安全安心」というけれど。

 

 

粛々と開催方向へ、、

ファイザー、ビオンテックが、東京五輪パラリンピックに参加する選手団に新型コロナのワクチンを提供する方針で国際オリンピック委員会と合意したという。

 

日本選手団は約2500人。そのうち選手は約1000人。ボランティアへの優先接種は現時点では考えていないという。

各国選手団がワクチン接種済みでやってくるのに、日本選手だけ接種してないってのはちょっと笑い話にもならないし、きっと粛々と選手団への接種は勧められるんだろう。ボランティアはなし。ボランティアには接種しなくても大丈夫、っていう根拠はあるんだろうか。

そもそも本気でオリンピックを開く気なら、むしろワクチンを前提としないなんて方針の方がどうかしてる。前提にしようにも開催国の接種率が1%ですか2%ですかっていう状況じゃ、お話にもならないんだろうけど。

全世界の人々の80%に接種が完了しました、ってくらいにならないと、祭りを楽しむ気になれない。

 

それにしても、未だに医療従事者への接種すら完了していないワクチン接種後進国の日本で、変異株によるインドの惨状が日々報道される中、五輪後の変異株祭りを多分ほとんどの国民が心配してる今、こんなニュースを聞いて、安全安心なオリンピックになるね、なんていったいどこの誰が思うだろう。減便で大混雑の中、通学・通勤を強いられるワクチン未接種の人々の映像を見せられた後にこんなニュースじゃ、怒るなってほうが無理だ。

 

国は歯科医師による接種について、先月末、条件を満たせば違法性はないと各自治体に通知。ただ歯科医師に依頼するかどうかは自治体任せで、急な話に困惑する自治体もあるみたいだ。

ワクチンに関する今日の東京新聞の記事に、「政府からのワクチン供給スケジュールの発表も遅れが目立ち、ワクチンの移送や接種計画をめぐる混乱も見られる」とあった。練馬区の担当者によると「長期的な配分量がわからず、各診療所に運ぶスケッジュールを立てにくい」という。

 

今日は5月7日。

いったいワクチン接種の実態は今どうなっているんだろう。未だに接種実施自治体へ、使い物になる供給スケジュールが届いていないということなんだろうか?

 

優先接種が終わった後のワクチンの供給については全く報道されないけど、自分が打つであろうワクチンは今どこにあるんだろう。まだ原料調達の段階にさえ至ってないんだろうか。

連休が明けた

このGW、行楽地では1回目の緊急事態宣言発令中の昨年と比べると人出がかなり増えたみたいだ。昨日の昼のニュースで見た、東名自動車道上り線は結構な渋滞のようだった。

首都圏の行楽地も、高尾山4.74倍、江ノ島.68倍、箱根湯本駅.82倍と、軒並み人出が増えている。

もっともコロナ前と比べれば、相当減ってるんだろうけど。

 

従来のものより感染力が強く重症化のスピードも早いと散々報道されている新型コロナの変異株。

日本では大阪で英国型の株が猛威をふるい、医療崩壊してる報じられている。

 

1日当たりの死者数が5日には3780人と過去最多を更新したインドでは、火葬場のスタッフが24時間体制で公園や空き地などに火葬用のマキを組んでいるという。

 

インドの新規感染者数のグラフを見ると、3月の終わり頃からの新規感染者数はほぼ垂直に伸びていて、2月の半ばには9000人ほどだった感染者数が5月6日には40万人を突破した。

 

この感染急拡大は、ワクチン接種の遅れや感染力の強い変異株や選挙や宗教行事で人が密集したせいだとか言われてるみたいだ。

宗教行事と字面を読むだけではピンとこないけど、ガンジス川の沐浴の密集状態を映像で見ると、確かにこれが理由なのかもと納得してしまう。

 

江ノ島や高尾山に集まる人の群れはインドのガンジス川とは比べようもないけれど、それでも、ガンジス川の密集とその後のインドの惨状を、連想してしまう。

この一年、みんなコロナについてそれぞれ学んできて、それぞれがここまでなら大丈夫だろうと判断することができるようになったのかもしれない。でももしそうだとしたら、これだけやればこれまでは大丈夫だったという成功体験が、変異ウィルスの前ではかえって仇となるような気がして恐ろしい。

 

それにしてもインドの惨状を目の当たりにしてなおオリンピックにしがみつくってのは、やっぱり気がしれない。